デリヘルをやめたあとの人生

 デリヘルの仕事をやめることを決意し、在籍していた店もいったん退店したが、店のスタッフや女の子たちとのつながりは残っていた。やめた後、店の仲間たちから花火大会とバーベキューに誘われた。

 参加することを伝えたら、店のスタッフから「せっかく来るんだから、ついでに出勤しなよ」と言われて、一日限定で復帰することにした。その時にたまたま接客した男性が、佳菜子さんのその後の人生のパートナーになる。

「サービスが終わった後、意気投合して、そのまま一緒に花火大会に行ったんです。お店の人たちには、『お客様と一緒に行きます』と伝えて(笑)。

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 その後、連絡先を交換して会うようになりました。しばらくして、彼から『これから東京で仕事をする予定』と言われたので、『私も一緒に行こうかな』という軽いノリで、東京に行くことにしました。

 県内全域のお店で働いていたので、このまま県内にいたら、どこかでお客様に会いそうだな……という思いもありました。地元の駅でお客様とすれ違ったこともあったので。

 結果的に、生活する場所を変えられたのは良かったです。お店のスタッフとのつながりも、いつかは断ち切ったほうがいいのでは、と思っていたので。出戻りもせずに済みました」

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