バカリズム脚本の日本テレビ系ドラマ『ホットスポット』で「ずっと可愛い」と話題になった女優・坂井真紀(54)。プライベートではシングルマザーとして子育てをしながらも昨年は映画やドラマに引っ張りだこで、第2のキャリアハイを謳歌している。

坂井真紀 ©時事通信社

 坂井は1970年5月17日生まれの東京都出身。芸能界デビューのきっかけは、20歳で4代目三井のリハウスガールに選ばれたこと。

 21歳で『90日間トテナム・パブ』(フジテレビ)でドラマ初出演し、その後も『ずっとあなたが好きだった』(TBS系、92年)など順調に仕事を増やしていった。

ADVERTISEMENT

 全国区の知名度を獲得したのは22歳の時、失恋した女の子の役でフラれた彼氏を見返すために「絶対、キレイになってやる!」と叫ぶ「東京ビューティーセンター」のCMだった。

ホットスポットの衣装で 公式Xより

 歌手活動やアイドル雑誌での水着グラビアにも挑戦し、28歳の時には初写真集『CUPID 1998 Summer』(ワニブックス)で青とピンクのチェックのビキニ姿のスレンダーボディやセミヌード姿を披露している。

代表作になったのはドラマでも映画でもなく…

 26歳の時には『ユーリ』(96年)で映画初出演。20代にして“名バイプレイヤー”としての評価は確立したものの、「坂井真紀といえばこれ」という代表作には恵まれないでいた。

 そんな彼女の転機となったのが、30歳の時に始まったお笑いコンビ・ココリコがメインのバラエティ番組『水10! ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系、01年)だ。

ココリコミラクルタイプ

 坂井は2歳年上の松下由樹とともにレギュラーで出演し、「負け犬の女」や「笑いに厳しい女」などのキャラクターやアクの強いOL役などをコントで多彩に演じわけ、コメディ女優としての才能を一気に開花させることに。

 バラエティ番組ではありながら、坂井の代表作となった。