野球コラムの書き方を楽しく学ぶ「文春野球学校」のメンバーが、ほとばしる野球愛で執筆した「偏愛選手名鑑」。通常の野球名鑑には載っていない情報と情熱をお楽しみください!

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[はじめに]
今回スワローズチームには監督がいません(総監督色々感謝です)。それぞれが愛を持ち寄って、チームを形作っております。喜びも悲しみも幾星霜、ジェットコースターはヤクルトの常。いずれまた別れが待っているとしても、我らの願いはただ一つ。燕がまた高く翔ぶ日を、ひたすら夢見て偏愛こと純愛をお届けいたします!
(スワローズ執筆チーム監督代行:HISATO)

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【監督】

22  髙津 臣吾  (たかつ しんご)  1968年11月25日生まれ
2年契約が終わり、新たに1年契約。再建を期す。多くの想いを抱いた「捲土重来2025」は日本一への道しるべ。ファンから心配されるほど毎年痩せていっているので、そろそろ優勝→日本一→安心して太って欲しい。 (HISATO)

撮影:文春野球学校

【投手】

11  P.アビラ  (ペドロ・アビラ)  1997年1月14日生まれ
ガーディアンズより新加入
急遽獲得発表したベネズエラ出身の最速156km/h右腕。多彩な変化球を持ち、MLBでは主に救援で72試合登板も、先発起用と目される。データではゴロPで本塁打を打たれにくい。神宮に耐えうる投手と期待。 (HISATO)

12  石山 泰稚  (いしやま たいち)  1988年9月1日生まれ
Instagramの初投稿は同期のライアン(小川泰弘)との2ショット。昨季は5/3の神宮球場で通算500試合登板を達成した。今季は「優勝して皆で喜べるように頑張っていきたい」。捲土重来。再び頂きへ! (三鷹)

15  中村 優斗  (なかむら ゆうと)  2003年2月8日生まれ
愛知工業大からドラフト1位
160km/hを投げる夢と希望しかないドラ1。ドラフトで一本釣りできたのは僥倖。スタートが遅れるのはファンにとって織り込み済みなので、長い野球人生、今後着実に勝ちを積み重ねる先発に育つことを期待。 (たけ)

17  清水 昇  (しみず のぼる)  1996年10月15日生まれ
昨年は調子を落として二軍生活を余儀なくされた。先発にも挑戦したが、今年の目標は50試合以上登板とタイトル獲得。150ホールドまではあと2と迫っている。直球の威力を取り戻し、燕のカワウソが再び羽ばたく。 (HISATO)

18  奥川 恭伸  (おくがわ やすのぶ)  2001年4月16日生まれ
オフは筋肉量を増やし肉体改造。フィットするグラブと「運命の出会い」を果たした。キャンプのブルペンでも調子上々、笑顔でOBもメロメロにする。奥川が笑顔絶えないシーズンになれば、必ずチームも飛躍するはず。 (HISATO)

19  石川 雅規  (いしかわ まさのり)  1980年1月22日生まれ
いわずとしれた球界最年長。青木宣親が引退しても、私達には石川雅規がいます! 昨季はプロ野球史上初の新人の年から23年連続で白星をあげた。あと14勝に迫った200勝を見せてほしい。どうしても見たい。 (三鷹)

20  木澤 尚文  (きざわ なおふみ)  1998年4月25日生まれ
どんなに寒くても「半袖」の、マウンドで咆哮する燕のインテリジェンス。実は気合いを入れて自分を鼓舞するための「無理やり」と判明した。オフのイベントで長袖を着用している写真に、ちなヤクたちはざわついた。 (たけ)

21  吉村 貢司郎  (よしむら こうじろう)  1998年1月19日生まれ
「どこでも寝られる」ことは誰にも負けない。その強心臓でエースの座を勝ち取って欲しい。ちなみに今でも一緒に出かけるほど仲良しのお母さんは都内で卵焼き屋さんを営む。やさしい甘さでとても美味しい。 (あや☆あや)

24  星 知弥  (ほし ともや)  1994年4月15日生まれ
登場曲「愛唄」を使い続ける一途な男も変化を続けて勝負する。韓国仕込みの速球で昨年復活。3年ぶりのセーブもついた。キャンプから離脱はしたが、神宮の申し子だけに、あのねじ伏せる投球で再び這い上がりたい。 (HISATO)

26  山野 太一  (やまの たいち)  1999年3月24日生まれ
「チーム青木」のひとり。自主トレでは奥川に「天才!」と評され、沖縄キャンプではその奥川の代役で先発し、きっちり結果を残した。入団5年目。ルーキーイヤー以来の開幕ローテーション入りを目指して進む。 (三鷹)

28  松本 健吾  (まつもと けんご)  1999年4月14日生まれ
昨年、松山で開催された広島戦でのデビュー戦で無四球&2桁奪三振&完封のプロ野球史上初の偉業を達成。今年も浦添キャンプで古田臨時コーチから指導を受け、先発ローテーションの期待がかかる。 (たけ)

29  小川 泰弘  (おがわ やすひろ)  1990年5月16日生まれ
ライアンってなぜライアンって呼ばれるようになったか知らない人もいるんじゃないかってくらいにライアンですよね。そんなライアンが本来のライアンらしい投球フォームに原点回帰。悔しい昨季を忘れる好投に大期待。 (あや☆あや)

30  荘司 宏太  (しょうじ こうた)  2000年5月22日生まれ
セガサミーからドラフト3位
社会人時代のあだ名は「だるま」。だるま抱えて入寮、合同自主トレから意欲的にブルペン入りし浦添へ。顔の向きから「あっち向いてホイ投法」とも言われる投球で、古田氏からは「羽ばたき王子」。個性溢れすぎ左腕。 (HISATO)

34  田口 麗斗  (たぐち かずと)  1995年9月14日生まれ
コミュ力モンスター。新加入の選手とも積極的に交流を持ち、チームの雰囲気を盛り上げ、各種SNSを更新し、インスタライブもお手の物で、ファンも盛りあげる。昨季海外FA権を行使せず残留。本当にありがとう! (三鷹)

35  石原 勇輝  (いしはら ゆうき)  2001年8月30日生まれ
昨年は1年目で一軍登板、台湾でのアジアウィンターベースボールリーグでは好投に継ぐ好投で、決勝戦ではピンチを救うリリーフでチームの優勝に貢献。今季は少し出遅れそうだが、早く戻ってきて神宮で投げて欲しい。 (たけ)

39  P.ランバート  (ピーター・ランバート)  1997年4月18日生まれ
ロッキーズから新加入
打者有利のコロラドで奮闘し、打撃が良く、家がマクガフの近所という神宮ライクな大物。節分の豆まきでは制球力を見せ、「やる前までよく分からなかったが、やった今もよく分かってないよ」と笑顔。面白い人かも。 (柏館)

40  高梨 裕稔  (たかなし ひろとし)  1991年6月5日生まれ
先発も中継ぎも可能で苦しい台所事情を支えてくれるが、まだハラハラする展開を先に考えてしまう。安心させて欲しい。キャンプ解説の高木豊さん曰く打者として「高梨が一番嫌」。多彩な球種を生かせればエース級に。 (HISATO)

41  矢崎 拓也  (やさき たくや)  1994年12月31日生まれ
広島から現役ドラフトで移籍
「率直に驚いたという表現が正しいと思う」。現役ドラフトでカープから移籍。東京都中野区出身の慶應ボーイ。東京へおかえりなさい。そして、ようこそスワローズへ! 「ベストを尽くして」優勝、その先の日本一へ。 (三鷹)

43  山本 大貴  (やまもと だいき)  1995年11月10日生まれ
2年連続40試合登坂のタフネス。ピンチの時に神宮のブルペンに現れるとファンの胃痛が和らぐとか何とか。昨年ロッテとの交流戦で投げたのは古巣のあの声援に慣れてるからなのではと推察される。 (たけ)

44  大西 広樹  (おおにし ひろき)  1997年11月8日生まれ
日々タフに投げ9勝、オールスター、ファン感MVPまで掴んだ燕の下のお祭り男。増えた年俸の税金を心配する慎重さの裏に、先発・抑えを狙う野心もあり。よくマッサージ店のXアカウントにキマった顔で登場する。 (柏館)

45  小澤 怜史  (こざわ れいじ)  1998年3月9日生まれ
神宮グルメにも登場した昨季は開幕ローテ入り。「ムエンゴ」属性で先発未勝利も、中盤はリリーフ、終盤は抑えを務めた。配置転換後の6勝2H11Sは立派。空振りがとれる独特のストレートを武器に、成長を続ける。 (HISATO)

47  高橋 奎二  (たかはし けいじ)  1997年5月14日生まれ
昨季オフに4年越しの結婚披露宴にて「私達らしく新しい形で夢を叶えていきたい」と宣言。今季は節目の10年目。2桁勝利を目標に掲げ、野球選手としての成功という夢を叶えにいく。見据えるその先は燕のエース。 (三鷹)

48  金久保 優斗  (かなくぼ ゆうと)  1999年11月4日生まれ
今年も引き続き清水選手と自主練。ただ場所は寒い栃木県から変わって、温暖な沖縄県糸満市で行った。今年は「一試合一試合 全力投球」を目標に掲げた。魅力あるストレートで燕のブルペンを支えて欲しい。 (たけ)

49  山下 輝  (やました ひかる)  1999年9月12日生まれ
大きくなった背番号、高校時代に千葉で鎬を削った金久保と連番になったのは運命の巡り合わせか。昨年は二軍で毎月複数試合に登板、オフに台湾へ出陣など着々と復活中。3年連続退団が続く49番の流れを食い止める。 (柏館)

52  原 樹理  (はら じゅり)  1993年7月19日生まれ
もう32歳かと驚く。故障に苦しめられたが、昨季8月に2年ぶりの一軍登板を果たすと、リリーフとして7試合を防御率1.80。終盤に光明を見出した。背番号は52へ。西都で素晴らしい球を見せただけに期待大。 (HISATO)

53  長谷川 宙輝  (はせがわ ひろき)  1998年8月23日生まれ
昨季は21年3月30日DeNA戦以来1127日ぶりの勝利。自分の位置を探し奪うことを目標とし、しっかり一軍に居続けることが一番という。激化する左のリリーフの競争をサバイブし、優勝を見据えてほしい。 (三鷹)

56  坂本 拓己  (さかもと たくみ)  2004年7月6日生まれ
昨年は自己最速となる150km/hを記録、肉体強化にも着手し、秋の宮崎フェニックス・リーグでは高津監督から絶賛された。昨年のファン感での「グッズ化目指してお絵描き対決」では敗れたが、実は達筆。 (たけ)

58  M.バウマン  (マイク・バウマン)  1995年9月10日生まれ
マーリンズから新加入
昨年だけで4回移籍し、各本拠地間だけでも10,000km近く移動した超転勤族がもっと移動して東京へ。MLBでは救援のみで年間10勝など実力もばっちり。私にはもう見える、「あんたがたバウマン」の見出し。 (柏館)

61  宮川 哲  (みやがわ てつ)  1995年10月10日生まれ
ヤザワの似合う男・宮川。子供の頃から歴史好きで、石川と歴史の話で盛り上がるそうだ。移籍初年度は4試合で防6.75と不本意な成績に終わったが、再生工場の真価は2年目以降。フォームを改善し新たな年に挑む。 (HISATO)

62  竹山 日向  (たけやま ひゅうが)  2003年11月2日生まれ
高卒プロ4年目。今季はプロ初勝利を期待。憧れの奥川は、今やお兄ちゃんの様な存在。自称、奥川被害者の会会員。SNSはThreadsの更新が一番マメ。次は当選に外れたエアジョーダンが買えるといいですね。 (三鷹)

66  阪口 皓亮  (さかぐち こうすけ)  1999年8月15日生まれ
昨年イースタン・リーグで3つのタイトルをとったと思ったら、新年早々雀士の一面が知れ渡った。今年は憧れの斉藤和巳氏がつけていた背番号66に変え、心機一転、麻雀で培った勝負強さで一軍定着を。 (たけ)

68  丸山 翔大  (まるやま しょうた)  1998年8月22日生まれ
昨シーズンプロ初勝利をあげた、まだまだ伸びしろたっぷりな194cm右腕。その背の高さゆえ、選手が集っている場面でもすぐに見つけられる。恒例となったハワイでの田口との自主トレは自腹で参加している。 (あや☆あや)

撮影:文春野球学校