監査役が指摘するフジの“隠蔽体質”とは

――港前社長は日枝さんにも尾上さんにも報告を上げなかった。

「それで責任取って彼(港氏)は辞めたじゃない。編成と制作は、テレビ局で一番中心の部署。それだけに視聴率っていう厳しい指摘が来るから、どうしても(不祥事を)隠したがるわけ。そこの隠蔽体質が問題だって僕は言っているわけ。Aさんは港が指名した編成部長だけど、彼について『今回の事件とは関係がない』って港が言っちゃっているからさ。第三者委員会の結果を待って、総合判断するということになる」

――港前社長が(中居の)番組を継続することに太鼓判を押した?

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「編成担当、社長でもあるしね。そういうことをしたんだろうと思うけどね」

――日枝さんは今、どのように過ごされている?

「なんだかな、やっぱり心穏やかじゃないでしょうね」

日枝氏が口を開く日は来るのか

 ホテル代の経費計上や、反町氏のパワハラについてフジに尋ねると、「第三者委員会等の調査に委ねており、回答は控えさせていただきます」とした。

 A氏らが女性アナを動員した高級ホテルでの「部屋飲み」は“プライベート”か、“業務”か。第三者委によってフジの最暗部は炙り出されるのか。

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 現在配信中の「週刊文春電子版」では、X子さんの肉声に加え、中居の嘘の数々や日枝久氏の側近幹部へのインタビュー、反町理氏のハラスメント問題など中居フジ問題の全真相を報じている。

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中居正広&フジ日枝帝国 週刊文春がつかんだ全真相《総力取材121日》

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