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前代未聞の事態に…
告発状によると、警察官3人はA子さんの上司に「被告人は悪人だ。悪人と被害者のどっちを守るんだ」などと迫り、被害者の供述に沿う内容の虚偽の調書を作成したというものだ。
また、3人のうち1人は、事件直前に倉田とA子さんが来店していたスナックの女性経営者が「被告人は威圧的に説教していた」「被害女性は沈痛な面持ちで、言われるがままの状態だった」と証言していると装った虚偽の捜査報告書を作成し、「検事があとで聞きに来ても、『楽しんでいるように見えた』とは言わないで」と電話で口止めしたという。
それが功を奏したのか、控訴審では被害者の証言について「やや誇張して述べている可能性がある」と指摘した上で、「ホテルから出られないほどの強制があったとは言えない」として監禁罪については無罪とし、懲役3年に減刑した。裁判員裁判判決を破棄し、一部でも無罪とした控訴審判決は初めてだった。
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