お母さんからの“過激な反応”
あべみかこ 「事務所燃やしに行くぞ!」と怒っていましたね。
――2013年に一度引退したのは、そうした要因もあったのでしょうか?
あべみかこ 好きな人ができたってこともありました。けど、親バレも引退の原因としてはありますね。
――当時のお母さんとの関係は?
あべみかこ 関係は希薄で、仕事についても理解してくれはしなかったですね。ただ、ちゃんとお仕事としてやっていて、それで生活をしているってことで、徐々に黙って認めさせたって感じです。
――引退した後、改めて業界に復帰されます。なぜなのでしょうか?
あべみかこ なんかあったのかな……? あ、その時、一度辞めたのに前事務所の社長さんにすごく良くしてもらっていて。引退の後も、ご飯とか飲みとか一緒に行っていたんです。そこで、業界の話を聞かせてもらいながら「いつでも帰ってきていいよ」「いや帰んないですよ」なんて冗談を言い合ってたんですけど、いつの間にか、すんなり帰ってきちゃいました(笑)。
――再デビューしてからは企画単体(注:特定のプロダクションとは専属契約を結ばず、さまざまな作品に出演する女優)のAV女優になりました。専属(注:特定のメーカーと複数本あるいは長期の契約を結ぶ女優)と企画単体って違いました?
あべみかこ 専属の時は月1で撮影していたんですけど、キカタン(注:企画単体女優を称する略語)になって、自分の身体がもつならいくらでも撮影に入れるっていうのが、一番大きな違いでしたね。
ただ、私は運動しないせいで体力がないので、週1日ぐらいが限界でした。マネージャーさんが言うには、週4、5ぐらいでオファーはあったみたいですけど、当時は引退後に始めた飲食店のバイトを続けていたので、時間的にも制限されていて。
――視聴者として見ていると、ロリや女子校生など年齢層が低い役柄が多かった印象ですが、当時はどのような思いでしたか?

