あべみかこ 最近の女子校生モノは、キャピキャピしてたり、ギャルっぽかったりっていう作品もありますけど、当時は主演がネクラな感じの作品が多くて、自分に合うなと思っていました。部屋の隅っこで、しょんぼりしていたり、キャピキャピしなくていいのが良かったですね。

 

 自分の性格的にも人見知りだし、あんまり喋るのも上手じゃない。だから、やりやすい役だなと思っていました。

「日常モノの作品よりも夢を与えてるんじゃないかな」

――一方、ロリや女子校生モノのAVでなされる行いは現実では重い犯罪行為です。それを自分が演じることに、ネガティブな気持ちはなかったですか?

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あべみかこ 全然なかったです。AVは叶えられなかった夢を叶える場所なのかなって。

 ロリモノとか女子校生モノ、痴漢モノとかもそうですけど、やっている本人も当然「本当にやったら犯罪だよ」と理解していました。「見ている人が現実で叶えられない、現実で行わないための欲を発散できるものがAVなんだな」と思っていて、むしろ、日常モノの作品よりも夢を与えてるんじゃないかなみたいな、どこか、自信すらありましたね。

 

――引退したのが2022年、28歳の時でした。30代40代まで活動して、熟女、人妻モノに出演したいという気持ちはありませんでしたか?

あべみかこ やりたかったすよ! 熟女、人妻! ただ、体がロリっぽいと、あんまり人妻モノのオファーはないんです。

――やりたくてもオファーがない?

あべみかこ 体がね……。だったら制服着せろよみたいな。“あべみかこ”の世間的な需要が、“制服”だったり“ツインテール”だったので。

――そうした体型について、コンプレックスを感じることはありましたか?