徐々に加速する過食

――ちなみに、現在の体重はどのくらいなんでしょうか。

ルイボス 92キロくらいです。(2025年3月時点)ボディビルの75キロ以下のクラスに出場することを目指してトレーニングをしていたんですが、なかなか痩せられず、大会に出るプレッシャーも感じていて。ストレスが重なるうちに食欲が増して、体重がどんどん増えていきました。

――どのくらい食べていたんですか。

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ルイボス 多い時は1日に1万キロカロリーくらい食べていましたね。午前中や昼間は食欲を抑えられるんですが、夜になると食欲に火がついてしまって。寝る前にすき家に行ってメガ盛りの牛丼を食べたり、ミスドに行ったりもしていました。コンビニでアイスを買ったり、何でも食べていましたね。

約70キロ落としたダイエットをしていた時のルイボスさん

――過食はいつから始まったんですか。

ルイボス 今から半年くらい前ですね。ただ、最初はそんなに頻繁ではなかったんですよ。2週間に1回くらいでした。それが、1週間に2回、3回と増えて……。

――徐々に加速したと。

ルイボス 1度ダイエットに成功しているので、1日の消費カロリー量が摂取カロリー量を上回れば痩せると理解しているんですよね。1食食べすぎたとしても、他の2食で帳尻を合わせればいい。

 そんなふうに考えて、過食した翌日の朝飯と昼飯を抜いていました。そうすると夜ご飯を食べる時に血糖値が急激に上昇して食欲のリミッターが外れるんですよね。食べても食べても食欲が収まらなくなって。

 過食を終えた後は「明日こそ頑張ろう」と思えるんです。でも、やっぱりダメで。過食するスパンもどんどん短くなって、最終的には毎日になりました。「もうダイエットできないんだろうか」と不安になりましたね。

ダイエットを始めた頃のルイボスさん

――この時、トレーニングは続けていたんですか。

ルイボス 途中まではトレーニングを続けていました。ただ、トレーニングも自分への言い訳に使っていて。「牛丼は肉と米で構成されている。タンパク質を摂取していて、トレーニングの燃料になるから大丈夫だ」と。よくないですよね。

 過食が続くと心も折れてるんですよ。トレーニングに向かう途中ですき家に行くようになり、最終的にはすき家だけ行ってトレーニングをせずに帰るようになりました。自分を信用できなくなりましたね。