視力1.5でメガネキャラ、でも実際は真逆──。2000年代に“メガネっ子アイドル”としてテレビ、グラビア、歌手と多方面で活躍したタレントの時東ぁみさん。メガネから知的、清楚というイメージを持っている人も多いが、デビュー前は金髪に極細眉、ミニスカの世田谷育ちのバリバリの陽キャだったという。

 そんな彼女の派手なJK時代から、メガネキャラとなったきっかけ、さらにオーディションでの仰天行動まで聞いた。(全3回の1回目/続きを読む

時東ぁみさん ©志水隆/文藝春秋

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マンガ的なメガネキャラとは真逆の高校生だった

――時東さんは子供の頃はどんな子でしたか。

時東ぁみさん(以下、時東) 3歳から12歳までモダンバレエをやっていて、体を動かすことがとにかく好きでした。2歳くらいのころからプールを見たら飛び込んじゃうような、どちらかというと男の子みたいな性格でしたね。中高はバスケ部にいました。

――東京出身で世田谷区育ちなんですよね。

時東 おじいちゃん、おばあちゃんが浅草出身で両親も東京出身です。世田谷の私立の幼稚園に通っていたんですが、周りに芸能活動をする人も多かったですね。高校時代には読者モデルやグラビアアイドルの子もいました。

――どんなご家庭だったんですか。

時東 中学生の頃に両親が離婚するんですけど、私が小3ぐらいには離婚するって告げられて。離婚して姉はママの方について行ったんですけど、私は「パパがかわいそう」「私がパパを守るんだ」とパパの方について行くって決めていたんです。

 最初はパパが大好きだったんですよ。中学校も毎日のように車で送ってもらったりしていたんですけど、思春期がやってきて、徐々に一緒にいるのが恥ずかしくなって。そこからはわかりやすく反抗期がきて「一緒にいたくない」「ご飯も一緒に食べたくない」みたいな感じで。