――再びアイドルとなってからの心境は、いかがですか?
斉藤 アイドルがやっぱり好きだし、楽しく活動しています。30代でアイドル1本で働くのはしんどそうですけど、ライバーとの両軸なので今がすごくちょうどいいんです。忙しいけど、自分にとって一番いい生活サイクルになっています。
――乃木坂46の当時と同じく、現在所属する「PALE TULLE」でも結成メンバーなんですよね。
斉藤 そうですね。メンバーもスタッフさんも慣れていないぶん、アイドル経験のある自分だから手伝えることもあると思っているんです。ステージのMCでは率先して盛り上げようと意識していますし、社会人経験のあるメンバーもいれば、副業を持つメンバーもいる環境は居心地がいいです。
「同じステージには二度と立てないかもしれない」アイドル活動を再開して強くなった思い
――321のアイドルグループが始動したのは2023年8月、斉藤さんは30歳でした。2019年6月に乃木坂46の活動を終了してから約4年2ヶ月、歌やダンスのブランクは感じなかったんですか?
斉藤 それほど感じなかったですね。PALE TULLEは未経験のメンバーもいたし、振り付けの優しい曲からスタートしたんです。
1stシングル「Happy Bad Days」ではセンターも任されて、MV撮影ではカメラ前で歌って踊るのが楽しく、表情を作り込み、かわいい空間でキラキラした自分を撮っていただけるうれしさを久しぶりに味わいました。
――乃木坂46の時代と合わせて、10代~30代の“のべ10年近く”をアイドルとして過ごしています。
斉藤 そう聞くと、すごいですね(笑)。でも、一番好きなことだから続けられていると思うんです。再び、アイドルになって「自分にはやっぱりコレだ!」と感じられたし、ライバーとアイドルの両立にも自信があります。
一度、卒業を経験しているから「同じステージには二度と立てないかもしれない」と考えられるし、一つひとつのステージを大切にしたい気持ちが、いっそう強くなりました。




