「3度目のアイドル復帰を果たしているかもしれない」今後のアイドル活動に思うこと

――アイドル界では、いわゆる“年齢の壁”がなくなりつつあります。30代でアイドルを続ける当事者として、価値観の変化を感じていますか?

斉藤 そうですね。この年になってアイドルをやっていると「いくつまでできるんだろう」とは考えるし、40代でも続けているかどうかはまだ想像が付かないです。

 でも、例えば、自分が38歳になったら「40代でも続けられる」と考えるかもしれないし、現在の「PALE TULLE」を卒業したとしても、3度目のアイドル復帰を果たしているかもしれないじゃないですか(笑)。アイドルはそう思わせてくれるほど夢があるし、心から楽しめる仕事だと思っています。

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――かつて所属した乃木坂46では、東京ドームのステージも経験しました。今新たに、PALE TULLEで描く目標もありますか?

斉藤 どこかのステージに立ちたいというよりは、応援してくださるファンのみなさんが幸せになってくれるのが一番です。3rdシングルのリリースイベントで、大阪のヨドバシカメラマルチメディア梅田で歌ったのが忘れられなくて。

 お客さんに限りなく近いステージで歌って踊るのは、今のグループでなければ味わえなかったし、これからも思いっきり活動を楽しみたいです。

「次は、優里が結婚したときにインタビューしてください」

――ライバーとアイドルを両立する中で、自身の人生を支えている柱は何ですか?

斉藤 どっちも大切ですけど、やっぱりライバーが一番の軸ですね。ライバーを選ばなかったら再びアイドルにはなっていなかったし、私のライブ配信をきっかけに「初めて、アイドルのライブに来ました」と言ってくれたファンの方もいるんです。誰かの生活を変えるきっかけになれたのはうれしかったし「やった!」と思いましたね。

――いわば、人生を変えた存在でもあるわけですから。そして、最後にもうひとつ伺いたいのですが……。将来は、結婚も考えていますか?

斉藤 ライバーとアイドルの両立で充実しているし、今のところは考えていません。商品が自分である以上、結婚によって商品価値が下がってしまう気もするんです。でも、可能性がゼロではないので、いつかチャンスが巡ってくればって感じです。

――時機が来れば、ですね。かつてスキャンダルを報じた「文春」にも関わらず、過去から現在まで赤裸々に明かしていただき、ありがとうございました!

斉藤 本当、いよいよ対面できましたよね。次は、優里が結婚したときにインタビューしてください。その日までライバーもアイドルも、続けられるように頑張ります(笑)。

 

撮影=深野未季/文藝春秋

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