国民的アイドルグループ「SMAP」が解散したのが2016年末。
その約10年後、2026年5月に「嵐」も活動を終了することが発表されました。来春予定のコンサートツアーを最後に、来年5月いっぱいでグループ活動を終えるとのことです。
1999年にデビューし、昨年25周年を迎えていた嵐ですが、2020年末から活動休止。
その約2年前となる2019年1月27日に行われた活動休止会見は世間に大きな衝撃を与えましたが、先日の5月6日に活動終了を発表したコメント動画も、日本中に特大のインパクトを与えたのは言うまでもありません。
有料ファンクラブサイトで公開された動画は、3分強という短いものでしたが、相葉雅紀さん、松本潤さん、二宮和也さん、櫻井翔さんだけでなく、芸能活動を休止していた大野智さんも登場。5人がこうして顔を出して揃ったのは実に4年半ぶりでした。
久しぶりに登場した大野さんは緊張のためか、当初ほかの4人と比べてずいぶん表情が硬く、シリアスな雰囲気を漂わせていました。ですが最後には……。
今回は、2019年1月27日の“活動休止会見”と、2025年5月6日の“活動終了発表動画”を比較し、メンバーたちの表情や対応を分析したいと思います。
2019年、約1時間20分にも及んだ活動休止会見
まず約1時間20分にも及んだ2019年1月27日の活動休止会見を振り返ります。
東京都港区の旧ジャニーズ事務所で5人揃って行われた記者会見。メンバーは笑顔を見せながら登場し、和やかな雰囲気でスタートしました。
はじめにリーダーの大野さんが、2017年6月にメンバーを集め、「自分の嵐としての活動をいったん終えたい」という気持ちを伝えたことがきっかけであると説明。その時点での大野さんは、活動休止ではなく脱退・引退をするという意思だったようです。
会見で大野さんがその説明をしているとき、メンバー4人に笑顔はなく、基本的には穏やかな表情ながら、相葉さんと二宮さんは不安そうな表情や悩まし気な表情を見せる瞬間もありました。
ですが大野さんが記者から休業期間を尋ねられた際に、大野さんが困り顔ながらも笑みを見せ、すかさず櫻井さんが冗談っぽく「全然決まってないんでしょ?」と助け船を出すと、他のメンバーもわちゃわちゃと発言。嵐の5人らしい和気あいあいとした掛け合いが見られたのです。
次に、メンバー4人は大野さんの意思を初めて聞いたときの心境を一人ひとり尋ねられ、二宮さん、相葉さん、櫻井さんの3人は驚いたということを口にしていました。