デビュー51周年を迎えるTHE ALFEEが、約1年ぶりとなるニューシングル「HEART OF RAINBOW」を、7月30日にリリースする。
メモリアルイヤーを締めくくり、新たな一歩を踏み出したTHE ALFEEの3人が、音楽遍歴を語るのが連載「僕らが愛した音楽」だ。高校時代のエピソードに話がおよぶと、驚きのエピソードが語られた。その一部を紹介します。
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文化祭で一番モテていた桜井のバンド「コンフィデンス」
――桜井さんは高校時代、女子と音楽、みたいな思い出は?
桜井 ぜんっぜんなかった!
高見沢 だけど文化祭では桜井のいたコンフィデンス(※THE ALFEEの前身グループ)が一番モテてたんだよ。文化祭の喫茶店なんて、コンフィデンス目当ての女子高生がワーッと長蛇の列だったもん。すでにうまいグループと認知されていたんだろうね。
坂崎 すごいよねえ、本当、コンフィデンスは俺がコンテストで初めて出会ったとき(※前回インタビュー参照)からうまかったもん。桜井、いい声でさ。
高見沢 俺はその頃、まだ桜井とはあまり交流がなかったんだけど、当時から桜井の美声は女の子を引き付ける魅力があったんですよ……って、桜井さん、どうですか? うまくまとめたでしょ?
桜井 どうもありがとうございますぅ~(苦笑)。
高見沢 実際、俺がいたロックバンドなんて、客が全然来なかったもん。しかも、文化祭のときのコンフィデンスの舞台なんて、天井の真ん中から本物の猿がぶら下がっていてさ。
――猿、ですか?
高見沢 高輪にあった食堂にいつも猿がいたんだけど、それを借りてきたんだよな?
桜井 そう。店のオヤジさんに頼んで、そこの看板ザルを借りてきて、客寄せザルにしたの。逃げないようにブランコを作って天井から下げてね。
坂崎 おしっことかしなかったの?
桜井 した。曲の途中で。
坂崎・高見沢 アハハハハ!!(笑)
桜井 でも、その文化祭の喫茶店がえらく儲かっちゃってね。しかも同級生がロックのポスターを売ったら、それも儲かった。当時、レコード屋でレコードを買うとタダでもらえたような特典のポスターを100円か200円で売っちゃって。
写真:飯田かずな
※本インタビュー全文(約7000文字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されています(桜井賢×高見沢俊彦×坂崎幸之助「僕らが愛した音楽 第1回」)。
■全文では下記の内容をお読みいただけます。
・下宿先のおじさんと武道館に観に行ったレッド・ツェッペリン――桜井
・兄貴と一緒に、デビュー前のザ・タイガースに遭遇――坂崎
・中3で連れていかれた日本ロック・フェスティバル――高見沢
・はっぴいえんどのファーストアルバムはかっこよかった――高見沢
・文化祭で一番モテていた桜井のバンド「コンフィデンス」
■連載 THE ALFEEロングインタビュー「僕らが愛した音楽」
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2 坂崎、フォークソング同好会を創設
3 桜井の美声デビューは村内放送だった!
4 桜井、「古典4点事件」
【ブレイクまでの道程(1974~1982)】
5 疑問符だらけのデビュー
6 “大人の事情”でレコードが発売中止
7 桜井、「角刈り事件」
8 高見沢・坂崎、ギターをエレアコに持ち替える
9 坂崎、『オールナイトニッポン』でレギュラーに
【ブレイク後の足跡(1983~2023)】
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11 ファン宅をサプライズ訪問したが……
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16 「髙見澤俊彦」が作家デビュー
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【デビュー50周年、これからの“ニュース予告”(2024~)】
19 100回目の武道館、2025年にはライブ3000本に
20 デビュー50周年のライブ、「青森ねぶた祭」に山車


