「大野くん、だいぶ無理してると思う」

「私は“いつもの彼”“いつもの5人”の姿が見られて嬉しかったのですが……。

 彼女は『大野くん、だいぶ無理してると思う。本当に彼のことが好きなら、見ていられないはず。ライブやってほしいなんて思わないでしょ。私は、もし権利があってもライブには行かない。だってかわいそうだもん』なんて言うんです。

 たしかに、大野くんは『自由に生活をしてみたい』と語り芸能活動を休止していましたが、活動再開は彼ら自身が決断したことです。そこに水を差すようなことを言うなんて……。

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 自分に申し込み権利がないからって、愕然としました。もし一緒に行こうって言ったら手のひらを返すのかな。今は無視していますが、チケット権利の有無でこんなに気持ちがこじれてしまうんだ、と怖くなりました」(Bさん)

©文藝春秋

ファンクラブの更新をやめて後悔

 Cさんは、少し早まった自分に後悔していると言います。

「根拠があったわけではありませんが、2年くらい休めばまた活動を再開してくれると思っていました。それが3年経ち、4年経ち、待てど暮らせど再開のニュースは届かなくて。他のアイドルファンの友人からは、『会費を貢ぐだけの人になってない?』なんて言われて悔しく思っても、強く反論できませんでした。

デビュー曲『A・RA・SHI』(1999年)

 それで昨年末、もうきっとこのまま動きは無いと見切って、ファンクラブの更新をやめたんです。そうしたら、今になってコンサートをやると言われて、正直、複雑です。

 ライブを観たくないと言ったら嘘になります。でも、今有効会員の方を差し置いてなんて、厚かましいことは言えません。有効会員の方が全員チケットを手にして、それでもまだ余るようなことがあったら……やはりチャンスはほしいですね」(Cさん)