関係者に求められる慎重な振る舞い
2つ目に懸念されるのは、招待席のトラブルです。
ファンが火花を散らしてチケット争奪戦を繰り広げるなか、関係者や招待客がSNSで無邪気に「ご招待いただいたー!」などと書き込んだ場合、少なからず批判を集めることは必至。最悪の場合、メンバーをも巻き込みかねません。
番組の共演者をはじめ著名人が来場すると、彼らに何の非もなくとも“悪目立ち”してしまうことがあります。「チケットを取れないファンがたくさんいるのに。招待客を入れるくらいなら、その席をファンに回して!」などと、ネットで不本意に叩かれる恐れもあり、関係者には慎重な振る舞いが求められそうです。
本来、一般席と関係者席はまったく別に扱われるものですし、昨今は特に人気アーティストの招待枠はシビアに管理されています。
余談ですが、かつて堂本光一さんの主演舞台『Endless SHOCK』の招待席が関係者によって転売されていた事例があり、これを知った故・ジャニー喜多川氏が激怒、その後招待枠が絞られるようになったこともありました。
招待席が用意されるのはごく自然なことです。とはいえ、嵐が関わった人となると、その人数は計り知れませんから、何かトラブル回避のための対策が講じられることを願います。関係者として入場する人も、これを見守るファンも、冷静な目線を保つことが求められるでしょう。残念な話題でネットを賑わせ、メンバー本人たちに不本意な思いをさせることのないよう、心したいところです。
ツアー日程、申し込み方法はどうなる?
現時点ではまだ、コンサートツアーの日程や、詳細な申し込み方法は明らかにされていません。どのくらいの有効会員が嵐に会えるのか、また新規会員にはどのような特典が用意されるのかも不明です。
ただ、世界中が注目する嵐のラストツアーですから、映画館でのライブビューイングやファンクラブ向け配信、あるいはAmazon PrimeやNetflixといったサブスクリプションサービスでの配信も期待できるかもしれません。
次にファンクラブ内のコンテンツ配信が行われるのは、6月中旬と予告されています。
会員向け配信の中で嵐は、「これまで応援し続けてくださったファンの皆さんに感謝の思いを込めて、喜んでいただけるようなコンテンツをお届けできたらと考えています。ぜひ楽しみにしていてください」と語りかけてくれました。
嵐にも心楽しくいてもらえるよう、ファンもおだやかに待ちたいものです。

