「東京カレンダーみたい」という声もある「無添蔵」どんな店?
中に入ると、外観と同じく黒が基調となっていて落ち着きがある。盆栽まで飾ってあって、ちょっとした料亭感さえある。SNSでは「東京カレンダーみたい」と投稿している人もいたが、確かにそんな印象も受ける。とにかく、いつものくら寿司とは違う。
案内されたカウンター席は、通常の回転寿司の席より広い。ただ、目の前に回転寿司レーンがあり、いつものくら寿司に来たな、という安心感がある。ちなみに3時間待ちだったテーブル席はといえば、こちらもいつものくら寿司と似てはいるが、御簾のようなものが下ろせるようになっていて、個室感が演出されていた。
とにかく素材と産地へのこだわりが感じられるラインアップ
さっそく、注文しよう。流れてくる寿司を食べても良いが、基本的に注文は机のタブレットで行う。メニューは通常のくら寿司よりも、より素材にこだわっているものが多い印象だ。朝獲れ鮮魚をそのまま直送して寿司にする「新幹鮮魚」はその一つ。
それ以外にも、地中海産の本まぐろに大粒のいくらなど、いつものくら寿司よりもラグジュアリーなメニューがある。取りあえず筆者が頼んだのは、「まぐろ五種盛り」(930円)。タブレットで頼むと、通常レーンの上にあるベルトコンベアーで運ばれてきた。
福井県直送の新幹鮮魚もそうだが、とにかくこの店のネタは「産地」を強く押し出している。例えば「江戸前盛り合わせ」(1980円)。千葉県産の焼きハマグリや鹿児島県産の活車エビ、北海道産しゃこなど産地を書いたプレートが添えられている。魚だけでなく海苔も同様で、手巻き寿司のメニューは全て【有明海苔】という表示が添えられていた。
他にもメニューを色々見ると、肉寿司もあるようだ。中目黒店は関西に4店舗ある無添蔵と違うメニューも販売しており、例えば国産牛炙りにぎり(480円)はその一つ。また、生姜のガリは有料となっているのには驚いた。
ドリンクやサイドメニューも、高級業態だけあってやはり一味違う。





