7月3日に公示された参議院議員選挙。7月20日投開票に向け、炎天下の中、選挙戦を繰り広げている各陣営。公示の前に話題となったのが、6月22日投開票となった東京都議会議員選挙の結果だ。国政選挙の試金石と言われる都議選で自民党は議席を大きく減らしたのだ。では、参院選ではどうなるのか。

 今回、「週刊文春」では政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、全選挙区の情勢分析を実施した。その結果、自公の獲得議席数は衝撃の予測となった。

「率直に言ってとても驚きました」

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 久保田氏の予測データを受け取った、週刊文春のKデスクはそう語る。

石破首相

「皆さん予想が割れている」

「一番の注目ポイントは自民党と公明党が過半数を確保できるのか、それとも過半数を割ってしまうのか? これが最大のポイントだったと思うんですけれども、永田町の関係者を取材していても、意外と過半数を維持できるんじゃないかっていう人もいる一方で、今の低迷した支持率だとなかなか過半数を超えるのは難しいんじゃないかという人もいる。皆さん予想が割れている印象でした」(同前)

 今回、自民党の改選議席は52。石破茂首相が掲げた参院選の目標値は、非改選とあわせて与党で過半数が維持できる『自公で50議席』。つまり「自民党議席減」が目標に掲げられている悲惨な状況なのだ。もはや自民党の議席減少は避けられない情勢だが、今回自民党に投票しない層のかわりの“受け皿”となる政党はどこなのか。

「そのかわりに立憲民主党に行くかと言われると、立憲も『自民から離れた票』を拾いきれてないなという印象があります。やはり新興勢力である参政党や日本保守党がそのあたりの『自民離れ』の層からの支持を集めると考えています」(同前)

 では、自民党はどれほど減らすのか。そして参政党、日本保守党、立憲民主党はどこまで議席を獲得することができるのか。注目の「完全予測」の結果Kデスクが解説する参院選の動画は、「週刊文春 電子版」でチェックすることができる。

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