セブンプレミアム「極ふわタオル」、ローソン「やわらかロングタオル」、アマゾンで限定発売されている「タオル研究所」。近年、数々のヒット商品を立て続けに生み出し、タオル業界で旋風を巻き起こしているのが、「伊澤タオル」だ。6月20日には、東証スタンダード市場へ新規上場を果たしている。

東京証券取引所に上場(PR TIMESより)

「今治タオルなど、百貨店などで贈答品として購入される高級ブランド品とは一線を画し、日用品タオルの開発・製造に特化。大手スーパーやコンビニ、EC事業者などのプライベートブランド製品を数多く手掛け(OEM)、売り上げを伸ばしてきた。2025年2月期の売上高は98億円を計上し、15年前の2010年と比べ、約12倍の売上増を達成しました。中でも『タオル研究所』は累計販売数2000万枚を突破し、アマゾンの売れ筋ランキングでは7月11日時点でトップ3を独占しています」(経済誌記者)

 そんな成長著しい同社の朝礼をのぞいてみると――。

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「許さへんよこれ、なんやねんコレェー!」

 社内に鳴り響く怒号。声の主は伊澤正司社長(60)だ。

伊澤正司社長(同社HPより)

「クソ。クソ甚だしい」

「週刊文春」は、数年前の朝礼で、伊澤氏が社員に対し大声で怒鳴りあげる音声を複数入手。その一部が以下のような発言だ。

「ふざけるのもええ加減にせえよ。お前ら、お遊戯やってんのかココ! 親父とお袋に見せるだけのお遊戯やってんのか、お前ら。達成の見込みつくまで、朝礼終わらんよ。5時間でも6時間でもやるよ。ボケェ、お前、アホか」

「クソやんけ! クソ。クソ甚だしいというか、失礼やね、意味わからんやんけ、それ。アホみたいなことばっかりしとって」

 伊澤氏に取材すると、「当然、こちらとしてはそういう認識はないんですけども。昨今の報道を聞いていると、やっぱりもう、受ける方の感じ方って言いますよね」などと答えた。

 だが、問題はそれだけではない。社内には、労働基準法違反が疑われる、より深刻な事態も起きていた――。現在配信中の「週刊文春 電子版」では、”パワハラ朝礼”の音声を公開するとともに、元社員たちによる告発や伊澤氏への直撃取材回答などを報じている。

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