孤独を救ってくれた存在

――今まで女性芸人さんに取材をしてきて、みなさんブレイクした瞬間から孤独が始まったというお話をよくされていました。男性芸人さんからはあんまりそういう話を聞いたことはなくて。

アンゴラ えー、そうなんですね。

――当時のアンゴラ村長さんはどうやってその状況を乗り越えたのでしょうか。

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アンゴラ 今振り返ると……2個ぐらい大きい柱がありました。1つは、その時、乃木坂46がすごく好きだったんですけど、堀未央奈ちゃんっていう2期生の子が居まして。乃木坂のシングル(2013年11月発売の「バレッタ」)の選抜メンバーを発表しますという時に、加入したての2期生の子はそのスタジオ収録を見学しにきてたんですね。

 堀未央奈ちゃんも普通にその見学席にいました。でもセンター発表でまさかのカメラ裏に居る堀未央奈ちゃんが呼ばれて「えっ、私?」みたいになって……急にセンターに抜擢されたんですよ。

「テレビの露出が減ってきている中で…」1人の女性アイドルに共感した理由とは?

――ただ見学しているだけだったのに。

アンゴラ 1期生の中で中心メンバーのほとんどが呼ばれていて「え、センターは誰?」って空気の中堀未央奈ちゃんが呼ばれて。でも見事センターをやり切って、選抜メンバーの常連になるわけですけど、その後アンダー(選抜落ち)も経験するんです。でもその時のインタビューがすごく胸に刺さって。

 

――どんな内容だったんですか。

アンゴラ その時たまたま私もテレビの露出がだんだんと減ってきている時期で「自分たちは何ができるんだろう」って落ち込んでいました。そうしたら、堀未央奈ちゃんがインタビューで「自分はセンターになったけど、アンダーになった瞬間、これはチャンスだと思った」ということを語っていて。今まで自分に自信がなかったから、このアンダーを自信をつけるための期間にしようって。

――すごい。