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「火のないところに煙は立たないっていうでしょ」
妻はそう言ったが、政治の世界では火のないところから出火する(そして大火事になる)ことがあるのだ。
警察に相談してみたら…
支援者の中には、「名誉棄損の訴えを起こして、身の潔白を証明したほうがいい」とアドバイスしてくれた人がいた。
私は告発も視野に、鎌ケ谷警察署長に相談に行った。
「名誉棄損の訴えは『事実に反することを広められて名誉を棄損された』ことが必要要件なのですが、怪文書に書かれていることのうちの1つでも事実と認められるようなことになれば、政治生命も終わりかねないですよ」
私も叩けばほこりがまったく出ないわけでもない(汗)。とりあえず、名誉毀損の訴えはせず、様子を見ることにした。
紙面を借りて怪文書の内容について弁明しておこう。
まず「女子ロッカーを物色した」という事実はないが、休日に市長室にたびたび出かけていたのは本当だ。職員が起案した決裁文書が市長室の未決裁箱に大量に溜まり、それにハンコを押さないと市の仕事が進まないので、仕方なく夜間や週末に一人で市役所に行っていたのだ。
「鎌ケ谷市の財政状況が良くない」のは事実だが、「市町村合併構想から外された」というのは事実無根だ。合併構想そのものが頓挫したというのが本当のところである。