急速に拡大を続け、東大生の人気就職先ランキングでは上位を占める総合コンサルファーム。監査法人から生まれた外資系コンサル「BIG4(デロイト、EY、PwC、KPMG)」に、アクセンチュア、日系のベイカレントやアビームコンサルティングが大手に挙げられる。今回「週刊文春」では、大手の現役・OB社員らによる座談会を行なった。その一部を配信する。
参加者は、以下の通り
デロ松さん:デロイトトーマツOB
ベイ川さん:ベイカレント勤務
ピー田さん:PwC勤務
アク津さん:アクセンチュア勤務
デロ松:コンサルバブルの影響でどこも大量採用が続いていますよね。ここ数年、デロイトも毎年500人くらい新卒採用しています。前社長の佐瀬真人さん時代には「メンバー(社員)ファースト」を掲げて、「希望する部署へのアサイン」を強調していましたが、実際は大半がシステム開発案件なので、新入社員とのミスマッチが大きかった。
2024年に神山友佑代表執行役が就任してからは「クライアントファースト」と切り替えて、一定以上の時間をクライアント案件に充てないと、評価が下がる仕組みに変わりました。
ピー田:新卒はたくさん採っても、興味を惹かれない、かつやりがいのない案件に続けて当たると、辞めていく人が一定数います。PwCも同期は500人くらいいましたが、入社して3年ほどで半分くらいしか残っていません。
ベイ川:ベイカレントは、社員数が毎年2割増しの状況です。ただ、人材の質の差がすごい。聞いた話だけど、半年間1つも案件に入らずに辞めてしまった中途社員もいたとか。
この座談会の続きは、現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる。アクセンチュア社員のアク津さん(仮名)も登場し、採用のリアルや「2億円プレーヤー」も存在する業界の給与事情、人気アナウンサーが受付にいたというベイカレントの社風、アクセンチュアが「転職の狩場」といわれる理由など、裏話をたっぷり語っている。
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