——そうなのですか?
れいあさん 私は先生のアシスタントでしたが、アシスタントは会員様と継続的にコミュニケーションを取れないので、顔や名前を覚えてもらうことも難しいし、信頼関係もなかなか築けないんです。
また、アシスタントが会員様にアドバイスするのは絶対に禁止です。先生と担当のアシスタントが違うことを言ったら矛盾が生まれてしまいますから。とにかくアシスタント時代は、気を遣うことが多いんです。
成婚後に、会員の方が突然泣き出してしまい…
——アドバイザーになられてから、れいあさんが担当されたお客様で印象に残っている方はいますか。
れいあさん もちろんみなさん大事に思っているのですが、自分に自信がなくて「私なんて」が口癖の方は印象的でした。
「『私なんて』と言って自分を否定していたら、あなたのことを好きでいてくれる男性の気持ちも否定することになってしまいます。まずは1回『ありがとう』を挟んでください」とアドバイスしたら毎回実践してくださって、見事に3カ月くらいで結婚が決まりました。成婚後にお話をしていたら、その方が突然泣き出してしまったんです。
——それは驚きますね。
れいあさん びっくりして理由を聞いたら「『ありがとう』を挟むアドバイスをくださいましたよね。いつも励ましてもらえて、本当に感謝しています」と言ってくださって。
人生経験も少ない年下の私の前で涙を流すくらい辛かったんだな、そんな方の成婚をお手伝いできてよかったな、と思いました。
——文字通り人生を変えたわけですね。
れいあさん ありがたいことです。また、私が運営している「Marry me」というファッションブランドの洋服を、最初に買ってくれたお客様が「このお洋服のおかげで結婚できました」と報告してくださったときも嬉しかったです。
ピンクのツイードのワンピースなんですけど、それを着たらお見合いでOKをいただけることが増えて、デートでも着用してくださったらしくて。




