インスタグラムにアップしたビールの売り子姿がバズり、“可愛すぎるビールの売り子”として話題を集めたタレントの伊藤愛真さん(28)。高校生時代から西武ドームでビール売り子として働き、大学時代には東京ドームの売り子も掛け持ちした過去を持つ。

 金髪、つけまつ毛とギャル全開で西武ドームに乗り込んだ女子高生の伊藤さんは、どのようにして高校生ながら月収50万円を稼ぐ“最強の売り子”になれたのか。話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く)

伊藤愛真さん ©石川啓次/文藝春秋

◆◆◆

ADVERTISEMENT

友達から「めっちゃ稼げるよ」と…ビールの売り子として働き始めた経緯

――小さい頃はどんな子でしたか。

伊藤愛真さん(以下、伊藤) 小学校の頃はヤンチャでしたね。運動が大好きだったので、小さい頃からサッカーをずっとやっていて。なでしこジャパンに入るのを目指して、地元のクラブチームでプレーしてました。

――のちに売り子になりますけど、野球よりもサッカーが好きなんですか。

伊藤 見るのは野球の方が好きです。それこそ小学校2年生ぐらいから、西武ドームに通って応援してました。中島宏之選手と誕生日が一緒で、めっちゃ好きでした。

――サッカーはどのくらいまで続けたんですか。

伊藤 中3まではプロを目指して真剣にやってました。ただ中学後半ぐらいからヤンチャのレベルが上がって(笑)。高校でギャルに目覚めて、めちゃ厳しい高校なのに金髪につけまバチバチで登校していて、先生にはすごく目をつけられてました。

 先生が何度注意しても聞かないから、お母さんは学校に何度も呼び出されてましたね。当時は家に帰らず友達の家にいたり、お母さんに迷惑はかけまくったんですけど、悲しませることはしたくないと思っていて、犯罪はしていないです。

 

――そんな金髪ギャルJKだった伊藤さんが、なぜ体力的にきつそうなビールの売り子になったんですか?

伊藤 それまでも居酒屋でアルバイトをしていたんですけど、高校の友達が売り子をやり始めて「めっちゃ稼げるよ」と教えてくれて。私も「えっ、稼ぎたい!」となって、高2のときに西武ドームでビールの売り子として働き始めました。