インスタグラムにアップしたビールの売り子姿がバズり、“可愛すぎるビールの売り子”として話題を集めたタレントの伊藤愛真さん(28)。高校生時代から西武ドームでビール売り子として働き、大学時代には東京ドームの売り子も掛け持ちした過去を持つ。

 現在はタレントとして活動する伊藤さんだが、実は大学時代はアナウンサーを目指し、テレビ朝日の弘中綾香アナにも指導を受けていた。いったいなぜアナウンサーの夢を諦めたのか? さらに昨年、医師から死を宣告されるほどの病気に。壮絶すぎる闘病生活についても明かしてくれた。(全3回の3回目/1回目から読む)

伊藤愛真さん ©石川啓次/文藝春秋

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「もしかしたら私、アナウンサーいけんじゃね?」大学のミスコンで優勝→アナウンススクールに通い始めるが…

――ビールの売り子としてインスタグラムでバズった伊藤さんですが、大学ミスコンでも活躍しました。

伊藤愛真さん(以下、伊藤) 私のインスタのフォロワーが増え始めた時に、亜細亜大学のミスコンのスカウトの人が声をかけてくれたんですよ。最初は断っていたんですけど、何回もお誘いされたので「じゃあ、1回出てみっか」と出ました。

 出るとなったら負けず嫌いなんで、SNSで毎日「私に投票して」とPRを頑張って、ミス亜細亜大学になりました。ただ、SNSで毎日の投稿だったり、リプを返すのが大変で、ミス亜細亜に決まった時の第一声で「もう疲れました」って言っちゃいました。

――その後にミスキャンパス同士で競う「ミスオブミスキャンパスクイーンコンテスト」で優勝は惜しくもできなかったものの、審査員特別賞など4冠に輝いてます。

伊藤 本当は「ミスオブミス」も出たくなかったんですよ。SNSも疲れるし、ミスコンの出場者っておしとやかでいないといけないじゃないですか? それが苦痛で。

 

――伊藤さん、お話を聞いていると完全にギャルですもんね(笑)。どうして芸能界に入ることになったんですか。

伊藤 当時ミスコンだったり、売り子でフォロワーが増えている頃に、就活の時期になったんですよ。ただあまりやりたいこともなくて。

 周りはもう就活でインターンが始まっていたので一旦調べたら、アナウンススクールが出てきて。「もしかしたら私、アナウンサーいけんじゃね?」って思っちゃったんです。言葉遣いが悪いくせに(笑)。