数百メートルが丸ごと空き地に

 正確には大半が駐車場なのだが、意図的に駐車場にしているわけではなさそうだから、空き地といって差しつかえないだろう。

 
 

 

 ところどころに建物もあるし、京橋駅近くには何やら商業施設のようなものも見える。

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 ただ、この商業施設のようなものは、もともとイオンがあったところでそれが2019年に閉店、その後に暫定利用施設としてFULALI KYOBASHIになっていたが、2025年4月には営業を終えている。

 

 つまり、片町駅跡から京橋駅にかけての数百メートルは、まるきり空き地のようなものなのだ。

 片町駅はともかく、京橋駅は大阪を代表する大ターミナル。そのすぐ目の前だから、一等地も一等地。再開発の担い手なんて、引く手あまたに違いない。

 

 このあたり、幻のターミナルの怨念が及んでいるのだろうか……。

 などとワケのわからぬことを考えたところで、片町駅という幻のターミナルと京橋駅がどのようにして成立し、現在に至ったのかを辿ってみることにしよう。