「私が試着しているときも横で座って待っていて…」小学4年生になった息子との関係
――お子さんとは、どんな関係ですか?
近藤 仲が良い方だと思います。同級生のママたちに聞くと「友達とばかり遊びに行って、一緒に出かけてくれない」と言っていたりする中で、息子は私が「ここ行きたいんだよね」とか言うと「いいよ」と一緒に来てくれたりして。
――すっごく嬉しいですね。
近藤 お買い物に行って、私が試着しているときなんかも横で座って待っていて、「ジャーン」とかやると「いいじゃん」と言ってくれたりするんですよ。4年生でもまだやってくれるんだと思って(笑)。
――子育てをする上で、何か大切にしていることなどありますか。
近藤 嘘だけはつかないでね、というのは常々言っています。学校や外で何かあっても、必ずママにだけは本当のことを言っておいてくれないと庇えないよ、と。
私はメンタルが強めなんですけど、それは親が私を信頼して、一番の味方でいてくれたからだと思うんです。だからこそ、自分に確たる自信があったり、芯がブレずにいられるんじゃないかと。
子どもには「絶対に味方だからね」と安心させてあげたい
――安全基地がしっかりあるというのは、自立心や自己肯定感を育てるうえで重要だと言いますね。
近藤 親が私にそうしてくれたように、私も子どものことを信じてあげたいですし、その上で「絶対に味方だからね」と安心させてあげたいと思っています。
――今後、お子さんがどんな子に育ってほしいですか。
近藤 自分が好きなことを伸ばして、没頭できるような人であってほしいです。協調性は持っていてほしいですけれど、あまり周りのことを気にしすぎないような。
例えばうちの子は植物がすごく好きなので、そういうことが学べるような学校に行けるといいなと。
――選択肢を広げてあげたいということですね。
近藤 そうですね。好きなことをできるようになるためにはこれくらいの学力が必要になるから、というのを伝えたうえで、それに向かって頑張るとか、そういうことができるような力を身につけてくれればいいなと思います。
撮影=松本輝一/文藝春秋
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