SDN48の元メンバーで、キャスター、ラジオパーソナリティとして活躍中の近藤さや香さん(41)。SDN48を卒業したあと、2015年に結婚し、31歳の時に第1子を出産。現在はシングルマザーとして仕事と育児に奮闘している。
そんな近藤さんに、“保活”での苦労や、仕事と育児を両立する現在の生活、子育てをするうえで大切にしていることなどを聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む)
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「これ、生きていけなくない?」朝5時に始発でベビーカーを押しながら電車を5路線乗り継ぎ
――産後4ヶ月でラジオのお仕事が始まったそうですが、保活もそのくらいから始めたのでしょうか。
近藤さや香さん(以下、近藤) そうです。すごく急いでやり始めたんですけど、とにかく保育園が決まらなくて。だからひとまず託児所に預けるしかなかったのですが、それだと毎月託児所代だけで20万円以上かかるんですよ。
――高いですね。それをいつまで払っていたんですか。
近藤 保育園が決まるまでだから、2年近くかな。「これ、生きていけなくない?」と思いながら。
ラジオは毎朝7時に横浜でスタジオ入りしないといけないのですが、当時は都内に住んでいたので、朝5時にベビーカーを押しながら始発に乗って、電車を5路線乗り継いでスタジオまで通って。
7時から赤ちゃんを抱っこしながら打ち合わせや準備をして、8時になるとスタジオの近くにある託児所が開くので、急いで預けて、また戻って打ち合わせの続きをやるような日々でした。
保育園が決まらず、ベビーシッターにも頼めず…
――ものすごくハードですね……。
近藤 デビュー前のレッスン時代に続いて、もう二度と戻りたくない時代パート2ですよね。息子をいつまでも託児所に預けられないので保育園を探しつつだったのですが、当時住んでいた都内で保育園に預けることになると、横浜での仕事に間に合わないんですよ。
――あ、保育園が開く時間まで待ってから送らないといけないから。
近藤 そうなんです。「じゃあ横浜で探してみよう」と思ったんですが、それだともちろん横浜に住んでいる方が優先なので、保育園が決まらない。だから朝、息子を都内の保育園に送ってもらえるベビーシッターさんなども探したものの全滅で……。




