アパレル企業→IT企業に勤務した過去も

——以前はアパレル業界で働いていたそうですね。

みずき はい。大学生の時、友達に「みずきはアクシーズファム(Axes femme)とか好きそうだから」と店に連れて行ってもらったのがきっかけで、ブランドを好きになり、その縁もあって働くことになりました。レディース服がメインで、自分がすごく好きなブランドだったし、結構楽しかったですよ。

——アパレル企業から転職した理由は?

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みずき 2年半くらい働いたんですが、だんだんと定時に出勤するのが、自分にちょっと難しくなってきて。それで、働き方がもっと自由なIT企業に入ったんです。1年ぐらい続けましたが、最終的にはここでもうまくいかなくて、退職しました。

——現在はどのように生計を?

みずき 働いていたころにそこそこ稼いでいたので、そのときの貯蓄などを中心に生活しています。もちろんそれはいつかなくなるものなので、来年1月が契約更新のタイミングということもありますし、引っ越しを考えています。

 この家を探していたころは嫌だったのですが、今は共用のシャワーやトイレでもいいかなと心境も変わったので、もう少し安い物件を探そうかなと。

©石川啓次/文藝春秋

——その分、部屋ももう少し広く?

みずき 実家がそうだったように、結局は、広い狭いに関係なく空間が全部モノでいっぱいになってしまうんじゃないかと考えています。

 ファンの方に紹介してもらった社会福祉協議会の方が家に来て、片付けを手伝ってくださったりもするんですが、やっぱりその後もどんどんモノがたまっちゃってますし。とにかく今は、健康に生活できているので、それで良いのかなと思っています。

次の記事に続く 「中学時代から“胸”があった」男子校育ち→東京大学で女性服・メイクに目覚めた“可愛すぎるゴミ屋敷の住人”(29)に聞いた「変身のきっかけ」

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