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坂の上には歴史ある街並みが…
クルマ1台も通れないような細い道がクネクネクネクネ、坂を登ったり降りたりを繰り返す。そこに並ぶ民家もどことなく昔ながらのお屋敷が多い印象だ。
そんな住宅地の合間には、お寺もちらほらとあるようだ。
大きなお寺ではないものの、実に歴史がありそうな。だから山肌の坂の途中に広がる町も、ある程度の歴史の古さを持っているに違いない。
さらに坂道を登って山の上に行けば、眼下に尾道の市街地とその向こうの瀬戸内海やそこに浮かぶ島々も望むことができるのかもしれない。
ともあれ、新尾道駅の周辺は国道と点在するニュータウンを除けば、あとは山肌に広がる昔ながらの住宅地とお寺の町ということになる。
尾道の市街地とて、本質的には坂があってお寺があって。海から離れていることを除けば、本質的には尾道駅も新尾道駅も変わらない。
新尾道駅が開業したのは、1988年のことだ。新幹線そのものが通ったのは1975年だから、それより13年も遅れた新参の駅、ということになる。





