3/5ページ目
この記事を1ページ目から読む
「ざる定食」ミニカレーは文殊を代表する味だ
いよいよ、実食タイムである。「春菊天」と「ざる定食」をミニカレーで注文した。文殊では注文後、そばを茹でる。2分ほどで完成したので取りに行き、カウンター席においてじっくりと眺めてみる。プレートは豪華絢爛だ。
「ミニカレー」はサイドメニューとして丁度よい量である。実は文殊のカレーは大手メーカーにプライベートブランドとして作製依頼したルーを使用している。なるほど、スパイシーで他店にない味でうまい訳である。
個人的にはこのカレーに七味と春菊天を砕いたものをのせて食べるのがうまいと思っている。カレーの辛さに春菊の香りがマッチするのだ。
薬味にはわさび、ねぎだけでなく、白ごま、そして柚子の皮ものる。
個人的に一番好きな「春菊天」はカリっと揚げられており、下町のコロモの多いものとは一線を画す。
加水率の低いコシのあるそばはやや硬め。
つゆは鰹節鯖節などを十分に利かせた返しのしっかりした味で、シャキッとする大人の味である。
この「ざるセット」を黙々と食べてしまった。本当にうまい。いやはや、いつものあの文殊の立ち食いの味なのだが、このプライベート感あるカウンターで食べていると、つい自分の世界に入り込んでしまう。
ふと我に返るとここは大手町だ。「そばうどん文殊大手町店」はなんとなく宇宙ステーションの中にあるそば屋のようなイメージだ。






