「文殊」というよりは「カフェ モンジュ」
看板にはネオンサインで「MONJU SOBA UDON」という文字が輝いている。
今までの文殊とは一線を画す外観である。店内にもネオンサインでシンボルマークが浮き上がっており、壁はシックなグレーブラック。
「文殊」というよりは「カフェ モンジュ」というイメージだ。これには驚いた。BGMにはジャズが流れている。ジョン・コルトレーンの「バラード」が流れてきたのにはびっくりした。
7席、6席、3席のカウンター、4人がけ2列のテーブルが、利用者の視線が交差しないように配置されている。街そば屋のように小さいテーブルをぎっしり並べるというようなこともしておらず、とにかくゆったりしている。
また、お店のスタッフはみなグリーン系のシャツにハンチングを被っている。ほかの文殊とは異なり、こちらではこれがフォーマルなスタイルになっているようだ。
大手町価格かと思いきや…びっくりなお手頃価格
さてメニューだが、大手町価格でさぞかしお高いのだろうと思って眺めてみると、これがまたびっくり。
メニューをある程度しぼって、オペレーションしやすいようにしているのだろう。既存の文殊店とほとんど変わらないか30円程度高いだけの設定である。一番人気の「かき揚げそば」は530円、熱烈ファンが多い「春菊天そば」も540円である。
温かいそばの他に、「ざるそば」(490円)、「冷しかけそば」(440円)も用意している。
そばに「ミニ天丼」、「ミニ鶏丼」、「ミニカレー」のいずれかがついた「そば定食」は750円、「ざる定食」なら820円である。
いやいや、この価格設定も大手町では破格の安さといえるだろう。









