「そばうどん文殊」は自家製麺、自家製天ぷら、自家製つゆを掲げ、平成7(1995)年に創業した人気の立ち食いそばチェーン店である。筆者も創業当時から大変お世話になっている。両国に本店を置き、浅草橋や浅草、市川、船堀などの城東地区の人気“路面店”として、そして、成増、大山、志村三丁目、川越などの東武東上線、都営三田線などの“駅そば店”として勢力を広げている。
東京サンケイビルの地下1階にできた「そばうどん文殊大手町店」
こうした2種類の顔を持つユニークなビジネスを展開しているチェーン店が、2024年9月に大手町のど真ん中、東京サンケイビルの地下1階に大手町店を開業。新たな展開を模索しているという。
そして、この店、フツフツと人気が上昇しているというのだ。
そこで今回は「そばうどん文殊大手町店」を訪問し、どんな背景や戦略で誕生したのかを調査することにした。大手町店はどんな店なのか、大変楽しみだ。
東京駅丸の内側地下改札を出て、丸の内オアゾ方向へ歩いて行く。この辺りは地下道や地下街が網の目の様に張り巡らされていて、近未来的、宇宙空間のような雰囲気が漂う。
大手町ビルを過ぎると、東京サンケイビルの入口が現れる。地下2階からの吹き抜けがあるお洒落なエリアだ。
地下1階部分を進むと、通路の前方にスターバックスコーヒーがみえ、そのとなりに文殊のマークの看板が輝いていた。




