「買った物件が1年後に2倍に値上がりした」――。

 

 令和の東京に“不動産バブル”が、到来して久しい。お金も関心を集め続けるのが東京都内の高層タワーマンション(タワマン)だ。タワマン住民が「買えばよかったと後悔しているタワマン」や「デベロッパーの違い」「いつ買うか問題」を語り合った座談会の一部をお届けする。今回は“10億超え新築物件”編。(記事全文は「週刊文春 電子版」へ)

参加者は、以下の通り

2LDKさん:マンションインフルエンサーとして2020年からSNSを中心に発信
勝どきさん:東京都中央区「パークタワー勝どき」所有。ベンチャー企業勤務

晴海さん:中央区「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」所有。大手企業勤務

青山さん:東京都港区「パークコート青山ザタワー」所有。経営者

勝どき:9月末に日本橋一丁目で建設が進んでいるタワマンの名前が発表されました。ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドのレジデンス版「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」。SNSでも話題になっていましたが、10億円を超えるのは必至です。

晴海:都心の新築マンションだと、平均坪単価が1000万円を超えた「三田ガーデンヒルズ」(25年3月竣工、港区内最大規模の総戸数1002戸)の抽選も話題でした。今や人気タワマンの抽選会はお祭りのようになっていて、本当に当たったのか怪しい人までSNSに当選報告していますよね。

青山:実は三田ガーデンヒルズの抽選に申し込んでいたんです。140平米で約7億円の部屋を買おうかな、と。ただ妻に相談したら「7億もあったら田舎にいい家が建つでしょ」とブロックされまして(笑)。でも今やその部屋の再販価格が15億円以上にまでなってます。

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三田ガーデンヒルズ(三井不動産HPより)

 プールに応接室、プライベートなダイニングバーまである、豪華なタワマンです。買っとけば10億円近い利益になってたのかなぁ。ただ、みんな投資目的で買っていて実際は誰も住んでないのでは? なんて言われていますね(笑)。

〈この続きでは、2LDKさんが登場。晴海フラッグにまつわる「噂の真相」やおすすめの“穴場タワマン”、銀行の審査が厳しくなっている住宅ローンの実態やデベロッパー比較まで、ディープな話を読むことができる。「週刊文春 電子版」では、超高層タワマン住民座談会を前後編にわたって配信している

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