月収が突然3万5000円になり「タイだったら月5万円で生きられる」
——会社を辞めて、1年で事務所を辞めて完全なフリーに?
Co.慶応 そうなんですよ。事務所を辞めたら本当に何もなくなってしまって、「さすがにこれはやばいのでは」と焦りはじめました。YouTubeは収益化はできていたんですけど、量産できるコンテンツでもなかったので当時の月収は5万円にも届かず、平均がたぶん3万5000円ぐらいでしたね。
——それだと生活できないですよね。
Co.慶応 いろいろ調べていたら「タイだったら月5万円で生きられる」という情報を見つけたんですよ。それでタイへ行くことにしました。
——なにか仕事のアテなどがあったんですか?
Co.慶応 なんにもないです。でもYouTubeが放置状態で3万5000円ならちょっと頑張れば5万円くらいにはなるんじゃないか、くらいの軽い気持ちでした。それで2019年にタイへ行って、部屋にこもってひたすら動画を作ってました。
——生活できるようにはなったんでしょうか。
Co.慶応 お勉強ラップのスタイルだと量産ができなくて難しかったので、途中から投資ブログも始めたんです。といっても当時は全然詳しくなくて、調べながら自分でも試しながら毎日8時間かけて記事を書いて、空いた時間でYouTubeもやる、という生活でしたね。それを半年続けたら月に10万円くらいは入ってくるようになり、1度だけ100万円を超えた月もありました。「稼ぐってこういうことか」というのがちょっとわかった気がした瞬間でした。
——会社を辞めた時にあった2500万円の貯金はまだ残っていたんですか?
Co.慶応 物欲がないので、だいたいそのまま残ってましたね。投資の勉強を始めたのも、「この2500万円をどうにか使えないのかな」というのがきっかけでした。振り返ってみるとかなり危ないこともやっていて、当時は「貸株」の金利が8%とかだったので資金のほとんどを投入したりしていました。たまたま運良く増えましたけど、半減していてもおかしくない、超危ないことをしてましたね。
——現地での生活は楽しめましたか?
Co.慶応 それが本当に1人で籠っているだけだったので、本当に苦痛でしたね。最初は必死だったので気にもならなかったんですが、生活が安定してきたら「自分はなんでタイにいるんだっけ」と思うようになって。
——帰国した理由はなんだったんですか?
Co.慶応 ネットで調べていたら、タイより日本のシェアハウスの方が安いことに気づいたんですよ(笑)。タイではプール付きで家賃4万円の家に住んでたんですけど、埼玉の浦和にある家賃3万5000円のシェアハウスを見つけて。「日本の方が安いじゃないか」と。結局タイにいたのは8ヶ月ぐらいで、帰国することにしました。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。




