2005年まで放送されていたテレビ番組『学校へ行こう!』の人気企画「B-RAP HIGH SCHOOL」に現役の慶應大学理工学部生として登場し、「先土器・縄文・弥生・古墳・飛鳥」と繰り出す“お勉強ラップ”で人気を博したCo.慶応さん。
大学卒業後は大手クレジットカード会社で働いていたが、年収1000万円の地位を捨てて2018年に退職。突然のタイ移住やウーバーイーツ、外国人観光客のツアーガイドや民泊経営などを経て、現在は「サイドFIRE」についての発信をメインに活動している。
サイドFIREとは何なのか、そして具体的な資産額まで公開する理由について話を聞いた。
——現在はYouTubeチャンネル「サイドFIRE学園」をメインに活動されているんですね。
Co.慶応 タイから帰国した2020年ごろに「サイドFIRE」を知って、目指すようになりました。考え方としては「生活費を月10万円に抑える」「生活に必要な10万円は投資収入でまかなう」「それ以外の仕事で得たお金は自由に使っていいご褒美」というものです。
5年ほど試行錯誤して自分の中である程度やり方がわかってきたので今年からは「サイドFIRE系ラッパー」を名乗り始めました。
「完全なFIREじゃなくて仕事も続けるので、独身だったら目安は…」
——YouTubeの登録者数も順調に増えていますね。
Co.慶応 実は「Co.慶応」以外にもYouTubeで10個くらいチャンネルを作ってきたので、ちょっとずつ人に見てもらう方法もわかってきたんですよね。とは言っても本チャンネル以外で収益化できたのは2つめですけど(笑)。
——サイドFIREというのは具体的にどれくらいの貯金が必要なんですか?
Co.慶応 完全なFIREじゃなくて仕事も続けるので、独身だったら3000万円ぐらいが1つの目安かなと思ってます。今だとNISAがあるので、月10万円を15年間積み立てれば15年後にはだいたい3000万円になります。そうすれば「4%ルール」で年間120万円、つまり毎月10万円を取り崩しても資産が目減りしなくなる、という計算です。
——月10万円で生活する、というのがかなり厳しく聞こえるのですが実際どうなのでしょう?
Co.慶応 僕も会社員時代は月20万くらい絶対に必要だろうと思ってましたけど、タイに行って大きく変わりました。いまは10万円で完全に足りてますね。




