2005年まで放送されていたテレビ番組『学校へ行こう!』の人気企画「B-RAP HIGH SCHOOL」に現役の慶應大学理工学部生として登場し、「先土器・縄文・弥生・古墳・飛鳥」と繰り出す“お勉強ラップ”で人気を博したCo.慶応さん。
大学卒業後は大手クレジットカード会社で働いていたが、2018年に退職。突然のタイ移住やウーバーイーツ、外国人観光客のツアーガイドや民泊経営などを経て、現在は「サイドFIRE」についての発信をメインに活動している。
『学校へ行こう!』出演時の知られざるエピソード、そして安定した会社員の道を捨てた理由について本人に話を聞いた。
——「B-RAP HIGH SCHOOL」に18歳で出演されるまではどんな風に過ごしていたのですか?
Co.慶応さん(以下、Co.慶応) 千葉の普通の公立小学校に通ってたんですけど、大学の先生だった父の留学にくっついて小学校2年生から2年半くらいアメリカのフィラデルフィアで暮らしました。僕の人生にとってあの2年半は大きくて、ラップを好きになったのも英語を覚えたのもそれがきっかけでしたね。
——アメリカでの生活がラップとの出会いだったのですね。
Co.慶応 そうですね。当時から向こうではラップはすごいメジャーな音楽で、パーティーでかかってたり、マイケル・ジャクソンの曲の間にラップが入っていたり。すっかりラップ好きになっていたんですけど、日本に帰ってきたら全然ラップの人気がなくて、それで自分で作ったりするようになりました。
——ラップを作るのは小学生の頃から。
Co.慶応 実は『学校へ行こう!』の前にも、『ロンドンブーツ1号2号のオールナイトニッポン』にラップのコーナーに4コマ漫画のような形式の歌詞を応募して、勝ち抜き戦で何度か出演させてもらったこともあるんです。
「私立なので受験が早めに終わって春休みが暇すぎるなと思っていた時に…」
——そんな生活をしながら、慶應大の理工学部に現役で合格しています。
Co.慶応 アメリカで覚えた英語にだいぶ助けられましたね。慶應の理工学部の試験科目は数学と英語ぐらいだったし、もう1つ受けていた経済学部もたしか英語、数学、小論文ぐらい。逆に国語や社会は苦手だったので、英語のおかげで合格できました。
——そして大学に入学した直後の4月に、『学校へ行こう!』に初出演。どういう経緯だったんでしょう?




