ドラマ『14才の母』と同じ心境だった両親
――出産のことを考えて、不安になることはありませんでしたか。
YUKA 不安はなかったです。自然分娩できるか検査して「大丈夫」と言われましたが、自然分娩がどういうものかもよく分かってなかったんですよね。
看護師さんたちが「スイカが出るくらい痛いよ」とか「陣痛は徐々にくるんだよ」と教えてくれましたが、不思議と恐怖はなかったです。
――ご両親の当時の心境は?
YUKA ドラマ『14才の母』の両親と同じだったみたいです。あのドラマが放送された時に「もうまさしくこれだ」と言ってました。放送前にドラマ関係者から両親に取材の打診もあったそうです。
――病院側は14才の妊婦をすぐに受け入れてくれたのでしょうか。
YUKA 「前代未聞です」と言われましたが、すぐに入院させてくれました。メディアなどから騒がれないように、完全個室で、名札も外されていて、外部の人と接触しないようにしていました。
――他の妊婦さんから何か言われることはありましたか。
YUKA 接触する機会はほとんどなかったです。ただ、少し前に16歳で出産した子がいたらしく、「16歳で出産ってすごく若いね~」と噂になっていました。
――妊娠が確定してからお相手には連絡しましたか。
YUKA 両親も彼と付き合っていたのを知っていたので、すぐに彼の親に連絡しました。
話し合いをして、「結婚できる年になったら結婚する」という形で話がまとまったんですけど、当人の私たちはとっくに別れているし、子どもが産まれてからお互いの環境の変化もあったので関係が続くわけもなくて。出産まで色々とやり取りはありましたが、産後少し経ってからは連絡を取らなくなりました。
――養育費はどうしていたのでしょう。
YUKA 最初の頃はありました。今思えば、彼もどうすればいいかわからなかったんだと思います。お互いに未成年で自分自身で判断できることではなかったので、今彼も幸せな道に進んでいたら良いかなって思ってます。
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