結婚で資産が増えた…ライフスタイルに合わせた投資の仕方

 そして裏ワザとしてぼくが一番成功したと思っているのは結婚だ。

 よく、結婚はコスパが悪いとか、経済的に不安だからしないという声を聞くが、共働きだと収入は2人分なのに支出はそこまでは増えない。家賃や光熱費は結婚しても単純に2倍にならないからだ。相手が自分と同じように資産形成に関心があり、贅沢をしないのならばなおいい。

写真はイメージ ©shironagasukujira/イメージマート

 ぼくの場合は妻と結婚できたおかげで、資産がうんと増えたと感謝している。

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 投資にまったく関心はないが、生活は質素で共働き。我が家は小遣い制ではなくて、夫婦二人が必要な生活費を分担するという形をとっている。具体的には住宅関係、通信・光熱費はぼくが支払い、そのほか毎月15万円を生活費用に渡している。結婚した当時は毎月渡す額はもっと少なかったが、互いにフルタイムの共働きのため、家計は十分に回る。その結果、ぼくは一番多い時期には収入の4割近くを投資に回すことができた。

 子供ができたら出費が増えるので、結婚前から同棲しているならそのころから、結婚後も子供が産まれるまではボーナスタイムとしてため込む。また、子供が産まれると舞い上がって余計な教育費や子供服におカネを使ってしまいがちだが、本当に必要かどうか確かめよう。もちろん、結婚や恋愛、出産は個人の自由だ。

 あと、これは一部の人に限られるが、特に中年以降は介護や相続についてもある程度知識をもっておく必要がある。

 介護は一人で抱え込まないで、自治体やケアマネージャーなど周囲に助けを求めること。相続はよほどの資産家でないかぎり、相続税は思ったほどかからない。金融機関や不動産業者のセールスに親が乗っていないか注意したい。

 なかなか親子でおカネの話をする機会はないと思うが、認知症になってしまってどこに口座があるかわからないなんてことになったら大変だ。まだ親が元気なうちに、お盆や正月に帰省したときにでも相続について話し合ってみたらどうだろうか。

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