隠れ社会派としてメッセージも……?
さて改めて今作のあらすじと見どころを紹介しよう。
1990年。現在、甘利田は北海道函館市の忍川(おしかわ)中学校に勤務している。ライバル生徒は3年生になった“アレンジ給食”の天才・粒来(つぶらい)ケン(田澤泰粋)。日々静かな給食バトルに明け暮れる2人の闘いは、ついに場外へ。青森・岩手へ2泊3日の修学旅行。せんべい汁にわんこそばなど、ご当地グルメ対決が展開される。さらに、岩手に転勤したかつての同僚・御園ひとみ(武田玲奈)と再会し――。
©2025「おいしい給食」製作委員会 配給:AMGエンタテインメント
©2025「おいしい給食」製作委員会 配給:AMGエンタテインメント
「ふだんの給食だと熱々のものは出ないですよね。でもせんべい汁は熱いので新鮮でした。となるとどうなるかは……お楽しみに。ご当地給食も登場します。給食って老若男女全世代が通る青春だと思うんです。この作品で、青春を再び味わっていただけたら」
そして注目は、不意に飛び出す甘利田の名言だ。誰よりもまっすぐ生きているからこそ鋭く本質をつく彼の言葉は、これまでも多くの人々の心を動かしてきた。今回、特に印象的だった言葉を尋ねた。
「『自分はこんなもんじゃないと思って生きている』。私も常にそう思って生きています。ですので、今回は、これまで見たことがない衝撃的な甘利田の姿をお見せします。私にとっての夢であり、皆様には思いっきり笑えるコメディであり、青春でもあり、実は隠れ社会派として地に足の着いた硬派なメッセージもたくさん込められているエンターテインメント作品。ぜひ楽しんでください!」
いちはらはやと/1987年生まれ、神奈川県出身。2001年『リリイ・シュシュのすべて』で映画初主演。以来、俳優として多くのドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍中。




