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状況は日韓W杯ベルギー戦のときと同じか
だが、サイは投げられた。
たぶん、今の宮本の心境は、2002年日韓W杯のベルギー戦で途中出場を告げられた時と似ているのではないか。主将を務めていた森岡隆三の負傷で、緊迫した状況の中、途中で試合に入った、DFの裏を突かれて失点し、2-2のドローに終わったが、次のロシア戦は戦い方を修正してW杯初勝利を挙げた。短期間で守備を修正して、安定感を取り戻した。
今回も16位とチーム状況が悪い中、シーズン途中から指揮を執る。16年前にピッチでやれたことを今、監督としてやれるかどうか。
宮本だからガンバを救える、という楽観的な見方はできない。それでも宮本は責任感の強い人。一度やると決めたらとことんやるだろう。涼しい顔をして結果を出し、困難なミッションを押し付けたフロントをギャフンと言わせ、明日のガンバを築いてほしい。