「家族の車」はときに移動手段であることを超え、夫婦や親子の関係をも育むことがある。車への情熱が織りなす、多種多様な家族のドラマに迫る!

 今回は、レクサスLSに乗る「ゆーちゃん」さんをご紹介。

23歳にしてレクサスLSのオーナーとなった「ゆーちゃん」さん

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「欲しい」は人生を変えるチャンス

 18歳で社会に出るまで、これといった趣味がなかったんですよ。地元の岩手から関東に出てきて、お金の使い道もなく、むしろ貯金が趣味というくらいでしたね。

 でもあるとき突然、たまたま見かけた220クラウンに目を奪われてしまって。こんなに「何かが欲しい」と思ったのは初めてで、とにかく無我夢中でお金を貯めて、20歳のときに500万円くらいで買ったんです。

純正のラグジュアリー感をそのままにローダウンで迫力をアップさせたレクサスLS

 それで、しばらくはノーマルで乗っていたのですが、そのうちインスタで他のクラウンオーナーたちと繋がり、実際に集まったりもして。弄っている人たちの話を聞くうちに、少しずつ車の知識もついてきて、自分でもカスタムするようになったんですよね。

エアロパーツがリアビューのボリューム感と動感を演出

 色んな車を見るうちに、今度はこのレクサスLSが気になりはじめ、半年前に思い切って購入したんです。車体は700万円しないくらいで、それからカスタムに200万円弱ですかね。

 周りの同年代からは「どっからそんなお金湧いてくるの?」とか、「すごい車乗ってるね」みたいに言われますけど……。でも、自分は普通の金融系のサラリーマンで、投資とかの副収入もないんですよ。

上品なブラウンの内装は上級グレード「バージョンL」のもの

 自分としては、とにかく仕事を頑張って、なるべく他にお金を使わずに貯めてきただけなので……。むしろお金のことで疑問に思われる方が不思議といいますか。

 なんというか、欲しいものを手に入れられるチャンスは絶対に逃したくないんですよね。もう結婚もしているので、これから自由になるお金は限られていくでしょうし、「好きな車に乗るなら今のうちかな」と。

左右4本出しのマフラーがリアビューに迫力を与える

 半年前にはマイホームも買ったんです。まだ子どもについては考えていませんが、犬を2匹飼っているので、とにかく早く広い家に住みたくて。その気持ちが強すぎたせいか、ローンを組むときも全然不安は感じなかったですね。

休日は新居で飼い犬たちとまったり過ごすことが多いという

 ちなみに妻は車にまったく興味がないんですけど、ぼくの趣味に関しては「好きにやればいいじゃん」というスタンスです。ただ、今日のイベントには初めて妻と一緒に来ていますが、ずっと「暑い」と繰り返すばかりで……。次があるかどうか、かなり怪しいですね(笑)。

次の記事に続く 「基本のデートコースは…」軽のマイナー種を15年間弄りつづける女性が明かした“車漬け”の“ヤバい新婚生活” に迫る

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。