3/4ページ目
この記事を1ページ目から読む
男性2人組の“チャレンジ”
「コスプレしてる人としか写真撮ってくれないんじゃない?」
「でも、そんなこと言ってたら出会えません! 行くぞ!」
その後、無事に写真を撮ってもらえた彼らは、“出会えた”かどうかはともかく、満足げな表情を浮かべていた。
「イベントそのもの、非日常を楽しみにきました」
そう語るのは衣装を用意したため、どんな天気だろうと渋谷に繰り出すことを決めていたという2人。なかなかコミュニケーションの輪に入っていけていなかった、先ほどの男性2人組が写真を求めていたコスプレ参加者だ。
女性は普段は営業コンサルとして働いているという。
「会社の人は、私が今日ハロウィーンに来ていることを知らないです。もし、気づかれたら『面白いな~』くらいの反応じゃないですかね。
一度問題になった年(注:2018年の軽トラ横転事件)があったから、渋谷のハロウィーンが好き嫌い分かれるのはしょうがない。でも、逆にそこから人が減ってきているのは『いいかな』って」
2~3時間ほど非日常の空間を楽しんだ後、それぞれ自宅に帰るそうだ。

