過去には名選手とケンカ別れも…

 実は17年オフに巨人を自由契約になった原因は、高橋由伸監督(当時)との不仲だったという。

「仲間の多い村田氏と一匹狼タイプの高橋氏は水と油。村田氏は16年に打率3割2厘、25本塁打の好成績を残したにも関わらず、翌17年前半は助っ人外国人との兼ね合いで控えに回され、仲間に『やることがないから暇すぎる』と吹聴するなど不貞腐れた態度をとった。これが高橋氏の逆鱗に触れたといいます。

 同年オフに自由契約を通告されましたが、同年も規定打席に未到達とはいえ14本塁打、58打点と主軸並みの数字を記録しており、戦力構想から外れたことに首をかしげる人も多かった」(巨人関係者)

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©文藝春秋

 移籍先を探しながらトレーニングを続けていた村田氏を手伝おうとした巨人のスタッフに、球団幹部が「村田にかかわるとロクなことにならない」と忠告したこともあったという。

「昨オフに古巣復帰した際も、萩原龍大チーム統括本部長(当時)が『球団からFAした時とは、今の彼は全然別の人』『歴史的な経緯はずっとあったと思うけど、今は気にしていない』などと意味深に語り、DeNAでも軋轢があったことをうかがわせた。今回も、フロントや周囲との人間関係がどうなるか……」(前出・巨人関係者)

 その男気は吉と出るか、凶と出るか。

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