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駅前に天高くそびえる建造物が
古河駅は、大宮駅からは約40分、東京駅からだと1時間10分ほどの場所にある。東武日光線と接続する栗橋駅を過ぎ、埼玉と茨城の県境でもある利根川を渡ってほどなくすると古河駅に着く。
東京方面への折り返し電車があるからか、高架2面4線。まるで新幹線でもやってきそうな大きな駅である。
高架下の改札を抜けた向かいには「VAL古河」という商業施設が入っている。そして駅の東西それぞれに駅前広場。
南北に走る線路とターミナルを中心に、東と西に市街地が広がる。よくある地方、また郊外都市の形である。
そんな駅前でひときわ目立つのは、西口に天高くそびえるタワーマンションだ。いまや全国津々浦々に生えているタワマンは、茨城県の端っこの小さな町をも浸食しているのだ。
といっても、古河駅前のタワマンは比較的歴史が古い。
昨今のタワマン建設は1997年の建築基準法改正以降本格化したが、古河駅前のタワマンは1998年の竣工だ。
高さは98.9メートル。低層部には商業施設が入っている。が、どうやらテナントを募集中。都心のタワマンのようにはなんでもかんでもうまくはいかないようだ。いずれにしても、古河駅前のシンボルがこのタワーマンションであることは間違いない。
タワマンの目の前の道を通って、西に進む。タワマンの並びの北側には昔ながらの雰囲気を残した商店などもあるが、道幅は広い。南側をセットバックして道幅を広げたのだろうか。





