そんな中、時短で働き続け、子供が大きくなってからも「時短という働き方」が一番自分にとって気持ちのいい働き方だということを改めて自覚したとのことです。

最低でも8時間は眠る

・カトリンさんの朝のルーティン

そんなカトリンさんに「仕事をする日」の「朝のルーティン」を聞いてみました。

カトリンさんは仕事をする月曜日から木曜日は夜22時50分に寝て、朝7時15分に目が覚める生活なのだとか。

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「自分はhochsensibel(とてもセンシティブ、とても感受性が強い)で、人よりもストレスに耐えられない体質だと気づいたの。だから最低でも8時間は眠るようにしている」とのことです。

・カトリンさんの仕事のサイクル

前述通り、カトリンさんは月曜日から木曜日まで毎日7時間仕事をし、金曜日はお休みという「週休3日制」で働いています。

けれど、「仕事の日」=「出社」ではありません。

カトリンさんは2年前から月曜日はホームオフィス、火曜日と水曜日は出社、木曜日はホームオフィスというスタイルを続けています。

上司もリモートワークの日が多いのです。

その上司が火曜日と水曜日に出社するため、重要事項などを話し合うために、毎週2日は顔を合わせたほうがいいということで、カトリンさんも上司のいる火曜日と水曜日は出社しています。

カトリンさんが働く会社ではホームオフィスが当たり前ですが、そのきっかけは、やはり「コロナ禍」でした。

ホームオフィスにしたことで、コロナ禍の前までは会社のあるミュンヘン市内に住む人、またはミュンヘン市内から通勤できる距離に住んでいる人しか雇うことができなかったのが、ミュンヘンやバイエルン州にこだわらず、ケルンをはじめ、ドイツのさまざまな地域の人を雇うことができるようになりました。

散歩、料理、瞑想…お昼休みの過ごし方も様々

・カトリンさんのランチ事情

ランチ事情についてカトリンさんはこう言いました。

「うちの会社は出社時もホームオフィス時もお昼休みは2時間半まで取ってOKなんだけど、私はホームオフィスの日に軽い昼寝をすることもあれば、家でお昼休みに料理をすることもあるの。ホームオフィスの日のランチ時に30分のメディテーション(瞑想)をすることもあるわ。そうすると、その後の仕事がビックリするぐらいはかどるのよ。昼寝、料理と瞑想以外にもホームオフィス時のお昼休みの楽しみはあるわ。それは家の隣に住んでいる70歳の男性と一緒に近所の公園に散歩に行くことなの。これも私の在宅時の昼時の日課のようになっているの。隣のマンションの男性と午前中に連絡を取り合って『今日は13時にどう?』なんて約束をして一緒に散歩に出かけるのよ。2人で近所の公園に行って歩きながらおしゃべりするだけなんだけれど、お互いにいい気分転換になっているの」