なぜなら、そういった発言により「自分は、自分が雇った従業員を信用していない」と公言しているに等しいからです。

ホームオフィスだからこそフレキシブルに働き、自分のペースでお昼休みを取ったり、郵便局や銀行に行ったりと、平日しかできない用事をすませる人もいれば、買い物をしたり、住んでいる一軒家の芝刈りをした、という人も。

ホームオフィスは「融通が利く」からこそ「働き方」として人気があるのです。

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そして「だからこそ会社が社員にとって魅力的であり続けることができる」という共通認識がドイツにはあります。

頭が冴えている11時ぐらいまでにやること

・カトリンさんのルーティン

なんとも充実した生活をしているカトリンさんに「仕事のスタート時のルーティン」について聞いてみると、

「出社している日の場合、まずはバッグを席にポンと置いて、PCを立ち上げる。それからはメールをチェックする。私の仕事は会社のコーディネート(会社の内部の予定や外部の顧客との予定など)も多いから、メールに目を通して、その日にやるべきことを手帳にメモするの」。

メールをチェックしたあとは10時ごろから顧客に電話をすると言います。

一通りの連絡作業が終わったら、会計の仕事がある場合は、なるべく早く会計事務の作業に取りかかるとのこと。

新しく入ってきたプロジェクトについて、誰が何をやるのかを考えるのは、やはり「頭が冴えている午前11時ぐらいまでがベスト」なのだとか。

作業は「立ったまま」する

・カトリンさんの場合

欧州では、スタンディングデスク、つまり立って仕事をする人が増えています。

これは健康面・集中力向上のために注目されたもので、ホームオフィスの増大で一気にドイツにも広がりました。

一連の作業をカトリンさんはスタンディングデスクを使用して「立ったまま」しています。

会社は2年前に移転しましたが、その際にカトリンさんは「スタンディングデスクがほしい」と申し出て会社が用意してくれたのだとか。彼女はこう言います。