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「基本的にはずっと立って仕事しているわ。食事のときは座ったほうが健康的だと聞いて、そのときだけは座るようにしているの」。
基本的にドイツの職場では、昔から「仕事中に食べること」が「よろしくないこと」だとはされていません。
また日本のように「お客さまの前で食べるのは失礼」という感覚もドイツ人は持ち合わせていません。
ちなみに、ドイツでは「立ったままモノを食べる」人も多いので、「食事のときは座ることにしている」というカトリンさんは、割と珍しいタイプのドイツ人かもしれません。
カトリンさんはかなりの健康志向なのです。
カトリンさんが「週休3日で働けていること」、さらに「仕事をする4日間のうちの半分である2日間をホームオフィスで働けていること」には彼女の交渉力も関係しているとは思うものの、やはりワークライフバランスを重んじる人が多い「ドイツ」にいることが、彼女の生きやすさにつながっているのかもしれません。
サンドラ・ヘフェリン(さんどら・へふぇりん)
著述家・コラムニスト
ドイツ・ミュンヘン出身。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフ」にまつわる問題に興味を持ち、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に『体育会系 日本を蝕む病』(光文社新書)、『なぜ外国人女性は前髪を作らないのか』(中央公論新社)、『ほんとうの多様性についての話をしよう』(旬報社)など、『ドイツ人は飾らず・悩まず・さらりと老いる』(講談社)、『有休取得率100%なのに平均年収が日本の1.7倍! ドイツ人の戦略的休み方』(大和出版)などがある。 ホームページ「ハーフを考えよう!」
著述家・コラムニスト
ドイツ・ミュンヘン出身。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフ」にまつわる問題に興味を持ち、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に『体育会系 日本を蝕む病』(光文社新書)、『なぜ外国人女性は前髪を作らないのか』(中央公論新社)、『ほんとうの多様性についての話をしよう』(旬報社)など、『ドイツ人は飾らず・悩まず・さらりと老いる』(講談社)、『有休取得率100%なのに平均年収が日本の1.7倍! ドイツ人の戦略的休み方』(大和出版)などがある。 ホームページ「ハーフを考えよう!」
