「現実的に活躍は見込めません」

「監督からのラブコールです。昨オフも、国内FA権を行使したものの残留した阪神・大山悠輔内野手について、阿部慎之助監督は早い段階から獲得の意思を示し、直接交渉に乗り出していた。

 親しい記者には『5番・1塁で使う』などと起用法まで明かしていました。ソフトバンクからFA移籍した甲斐拓也捕手に対しても同様でした」(同前)

 しかし前田に対しては、阿部監督の言及が一切ナシ。このことから、「本気で前田が欲しかったとは思えない」(同前)のだ。

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 フラれた側かと思いきや、気のない求婚をしていた巨人。

「前田は、今年ようやく通算200勝に到達した田中将大投手と同い年。現実的に、先発ローテ入りして2桁勝利をあげるような活躍は見込めません。

 実績抜群の前田を獲れば、それなりの登板数を与えなければならず、若手抜擢の機会が奪われることにもなる。楽天が獲るならそれはそれでよしということでしょう」(同前)

 フラれた男の負け惜しみにならなければいいが。

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