彼女は横に停めてあるバンを指差して叫んだ。助手席にいる男も銃を向けている。2人が仕方なく後部座席に乗り込んだところ、そこに友人のアンディ・ビールが通りかかり、ふざけ半分でバンの運転席に乗り込んだ。が、ブロンドの女に平手打ちをくらい、運転席から引きずり下ろされると、バンはそのまま走り去った。一気に酔いが醒めたアンディは、車のナンバーを覚えており、すぐに警察に通報する。

警察も動いたが⋯

 警察の調べで、問題のバンはサクラメントに住むシャーリーン・ウィリアムズの名前で登録されていることが判明。翌日、警察が実家にいた彼女に事情を聞いたものの、シャーリーンは何も知らないふりを貫き通した。ほどなく、クレイグの遺体がカリフォルニア州バス湖近くの空き地で発見される。後頭部を2発撃たれていた。警察は重要参考人としてシャーリーンから改めて事情を聞こうとしたが、そのときすでに彼女は夫のジェラルドと逃亡していた。

 11月6日、同州プレイサー郡の田園地帯でメアリーの遺体が見つかる。

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 彼女も後頭部に3発の銃弾を撃ち込まれており、遺体には強姦の痕跡もあった。

次の記事に続く 《死刑かと思いきや⋯》夫はがんで死亡、そして妻は⋯性奴隷ほしさに11人を殺害「最悪すぎる殺人カップル」の末路(1980年代・海外の凶悪事件)