リビングにテレビを2台置いて同棲中もゲームざんまい
――ゲームを通して人を好きになれるんですね。
加藤 挙げ句、夫から「武闘家の見た目をもう好きに変えていいよ」と言われて「ええ、いいんですか? 私好みに変えていいんですか?」と喜んじゃって。好みのドレスアップにするために課金してました(笑)。
――結婚前には同棲もされていたそうですが、その時も「ドラクエX」をやってたんですか。
加藤 ずっとやってました。もともとは別の部屋に分かれてやっていたんですが、喧嘩になったんですよ。私はチャットを打つのが遅いんですが、向こうはウェブ関連の仕事をしているのでタイピングが早くて。それで向こうの部屋から「レスポンスが遅いよ」って声がくるんですよ。それで声で「こっちからボスが行きそうです。グレンに移動」と伝えていたら「聞こえない」と言われて。最終的にリビングにテレビを2台置いて、両方でキーボードやってました。
結婚式はドラクエ風の映像で演出
――本当にゲームざんまいですね(笑)。結婚式も変わっていたとか。
加藤 ある時、私が「プロポーズがレストランで指輪を渡してというのは、ちょっとドラマの見過ぎじゃない? と私は思っちゃうんだよね」と話したんです。それで「どういうプロポーズがいいの」と聞かれたので、2人で2月に滝行へ行ったんですよ。滝に打たれながら「結婚してください」「私をお嫁にしてください」とプロポーズをして。その様子を動画に撮って、結婚式の時に映像を流したんです。ドラクエ風にして「2人の旅が始まる」とテロップを流したら、親族はみんな「え~」ってなってました(苦笑)。
あとゲームの中でも結婚式をやりました。ゲームの中に教会があるので、チームのメンバーと一緒にバーチャルでやりました。
――新婚旅行でもずっとゲームの話をしていたとか。
加藤 新婚旅行はハワイでした。いろいろなアクティビティも予約したんですけど、ゲームがあったらホテルから出なくなっちゃうと思って、ゲーム機は置いて旅行に行ったんです。
ただ外に出ても「ここって、めっちゃランガーオじゃん」とか、「ここはジュレットの砂浜みたい」「ジュレットより砂の色が白いんじゃない?」とか。大きいチュッパチャプスを2個買って「こういうのを持っているボスがいたよね」「いた、いた。コスプレできるんじゃない、これで」とか、ずっとゲームの話ばかりしていました(笑)。
